名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/04/04 - の記事

2008年3月の傑作ライトノベルピックアップ

3月読了分じゃなくて、発売分……が目標です。(先月分はこちら

単発&新作&マイナー優先。
詳細な感想・名台詞については書影をクリックしてください。
明確な順位付はしていませんが、上の方のものをよりおすすめとしています。


SH@PPLE 1
萌え系とは表向きの姿。
実は双子入れ替わりラブコメで、正統派。ちなみにTSではないです。

本日の名台詞

「あたしは女の見かけにだまされるような男はごめんだっていうのに!」
「でもパメラはいつも、とてもきれいにしているじゃない」
「身につけるものを楽しむのと、男の気を引くのは別よ。あたしは、恋をするならただ、あたしの心を愛してもらいたいのよ」


タイトル:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと黄昏に見る夢(小説:コバルト文庫)
作者  :あおきゆうこ:青木祐子
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?
キャラ :パメラ&クリス (32 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

シリーズの紹介は書影クリックで。

それでは台詞解説。
割とはっきりしていて、自分もきれいなパメラですが、その境遇もあってか、外見ばかり気にする男には興味ないようで……。だからこそのイアン先生なのか。

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと黄昏に見る夢

タイトル:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと黄昏に見る夢(小説:コバルト文庫)
作者  :あおきゆうこ:青木祐子
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?

文字通りヴィクトリアンな時代のイギリスが舞台。
貴族の間で「そこのドレスを着れば恋が叶う」と評判の仕立て屋・薔薇色(ローズカラーズ)。
その店の女主人で、自らは地味な服装に身と包み目立たない少女・クリスと、名門貴族の跡取りで誰からも注目されるシャーロックの、身分違いの恋の行方を描いたものです。

実にじれったい二人ですが、今回はとうとう!
繊細な心情描写と、全然お約束なハッピーエンドが想像できないのが持ち味ですね。おすすめなシリーズです。

08/04/03 - の記事

くろかの

タイトル:くろかの(小説:HJ文庫)
作者  :なつみどり:夏緑
絵師  :さいとうつかさ
デザイン:?
編集  :?

科学部所属で科学至上主義の望は、どの部もまともに相手をしてもらえなかった文武両道の美少女・闇暗魔夜を部員に勧誘する。
なぜかけっこう積極的に望の勧誘に応じる彼女だが、宇宙人が突如出てきたあたりで雲行きが怪しくなり、さらには魔夜はもろにオカルト系であることが判明し……。

まあ正直ストーリーはどうでもいいですが、主人公が知性などはそのままで体が幼児化してしまい、無防備な魔夜とか他の少女達の胸やらパンチラやら見放題……とそういう話だと思ってください。

たま◇なま~ほしいものは何ですか?~

タイトル:たま◇なま~ほしいものは何ですか?~(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :魚
デザイン:?
編集  :?

半年前に、日本に飛来した隕石。それが実は鉱物生命体であり、鉱物の破片が人と融合することで、人の限界を超えた何者かに変質。
そして、変質して大きな力を持つ中で悪用しようとする者を、同じく破片によって力を得たものが討伐する……と、まあかなり端折ってますがおおよそこんな感じ。
>不足な場合は過去の紹介文を参照のこと

シリーズ開始当初は、主人公をはじめとして割と虚無感の漂うネガティブさも持ち合わせた話だったんですが、今やすっかり前向きで、ヒロイン格の由宇は立派なツンデレ担当になりました。
とは言うものの、この巻の主役は無表情系の蒼さんですけどね?

マリア様がみてる マーガレットにリボン

タイトル:マリア様がみてる マーガレットにリボン(小説:コバルト文庫)
作者  :こんのおゆき:今野緒雪
絵師  :ひびき玲音
デザイン:?
編集  :?

もはやシリーズの紹介は不要かな……学園もの。
書き下ろしの短編集で、いつもとやや違うのはご卒業なさった三薔薇様が、それぞれ主役を張ってる短編があるのがグッドです。
特に聖さまと蓉子さま、二人の短編に関してはものっすごいそれぞれの性格がこれ以上ないくらいに出てました(笑)。やっぱ、どうあっても蓉子さまは「面倒見のいいお姉さん」属性からは逃れられないようです。

08/04/02 - の記事

本日の名台詞

「あたし、あなたのことが、好きだったよ。知ってた?」
「ちゃんと言えなかったこと、すごく後悔してたんだよ。知ってた?」
「誰にも渡したくないって、今でも思ってる。知ってた?」
「じゃあ、さよなら。もう逢えないけど。…これは知ってたでしょ?」


タイトル:(小説)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :? (0 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

この台詞のことなんてすっかり忘れていたんですが、ラノ漫に載った電撃文庫編集部の三木さんの記事のタイトルで思い出した次第です。

この台詞みて「懐かしい!」と思った方はけっこうこの界隈のネット巡回歴が長い方ですね(笑)

ここに上の台詞に関する一騒動の記録があります。
http://maijar.jp/word/serifu/kensaku.htm

……上ではいろいろ書いてますが、結局最終的には「捏造だった」ということで決着しました(苦笑)。
でも、やっぱり今見てもインパクトのある台詞ですね。

身代わり伯爵の決闘

タイトル:身代わり伯爵の決闘(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :せいけすえもり:清家未森
絵師  :ねぎしきょうこ
デザイン:?
編集  :?

パン屋の娘ミレーユが、兄の身代わりに男装して伯爵のふりをする羽目に。
貴族のもめ事に巻き込まれたり、入れ替わって性別が違うことから起こる周囲の混乱がひじょーに楽しいシリーズです。このシリーズは新刊が出るのが待ち遠しくなってきました。
BLな方向には行きませんので、(そりゃネタがネタなんで怪しい場面はあるけどまあ笑って済む範囲です)男性も安心してお楽しみください(笑)
ミレーヌかわいいよミレーヌ。お手製のパンは食べたくないけど!

学校の階段8

タイトル:学校の階段8(小説:ファミ通文庫)
作者  :かいまたかあき:櫂末高彰
絵師  :あまふくあまね:甘福あまね
デザイン:?
編集  :?

階段レースで学校を駆け抜ける、ちょっと無茶な、しかししっかりとスポ根をしている青春小説です。
だいぶ認知度が上がってきてると思うのでさっと紹介するにとどめますが、「学校の階段と校内を縦横無尽に巡るタイムレース」という、一度やってみたくはあるけれど道徳的には問題ありまくりの行為について、「お話だからそれはそれ」と流せる人なら楽しめるはず。

またやってしまったわけですが。

はい、例によって4月1日モードはお楽しみいただけましたでしょうか?

とりあえず消すのももったいないので、ここに安置しておきます。
毎年毎年「俺はなんでこんな無駄なことに時間を費やしてるんだろう」と我に返るんですが、しかし気がつくとまたやってしまうという……いい加減ネタ切れなんですけどね(爆)

ともあれ、お楽しみいただけたのなら幸い。
ネタ作りですっかり消耗して、「もう、ゴールしてもいいかなー」という気になってきた極楽トンボでした。