名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/12/14 - の記事

本日の名台詞

いつ、彼に教えてあげようか。
強い強い化け物さまには、あんな所業、思い付きすらしないことを。
この悪意は、化け物なんかにはとても真似できないことを。
倫理を踏みにじり良心を貶め、残虐を極め悪徳に法悦する。それは紛れもなく、証だ。
人間が人間であり化け物などでは決してない、証拠だ。


タイトル:アカイロ/ロマンス 2 ―少女の恋、少女の病(小説:電撃文庫)
作者  :ふじわらゆう:藤原祐
絵師  :くらもとかや:椋本夏夜
デザイン:?
編集  :?
キャラ :秋津依紗子 (270 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ひとつ安心させては突き落とし~。
人の悪い展開には定評のある作者の人だけに、相変わらずです。
やーな展開に幸あれ。

それでは台詞解説。
化け物の醜さ、……ではなく人間の「化け物ぶり」について書いてます。工作、謀略、そんなものは当たり前。
人間の方が怖いのです。

アカイロ/ロマンス 2 ―少女の恋、少女の病

タイトル:アカイロ/ロマンス 2 ―少女の恋、少女の病(小説:電撃文庫)
作者  :ふじわらゆう:藤原祐
絵師  :くらもとかや:椋本夏夜
デザイン:?
編集  :?

これは非常に鬱度の高い、実に人の悪い展開を連発する現代伝奇ですね。
油断させては突き落とし、油断させては突き落とし、半端に和ませてといて「遊びは終わりだ」と言わんばかりに鬱展開に持ち込むこの人の悪いこと!
単純にすっきりする話じゃないとダメ、って人には向いてませんがねじくれた展開を気にしない人には最高です。
また、話の性格上先の展開が読めないわくわく感?もあり。

ソウルソードスーパースター 下 発動篇

タイトル:ソウルソードスーパースター 下 発動篇(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :もりはしびんご:森橋ビンゴ
絵師  :緒方剛志
デザイン:?
編集  :?

ふとしたことで異能を得てしまい、自らの命をかけて戦う羽目になる巻き込まれ型現代ファンタジー。
森橋ビンゴという作者だけに、身構えて読み始めたんですが思ったよりまっとうな(笑)作りでした。
ただし、作者のカラーはやっぱり出ていて主人公の嘘吐き具合と、命をやり取りする羽目になるという異常な状況に対する諦めの悪さはかなりのものです。

ソウルソードスーパースター 上 接触篇

タイトル:ソウルソードスーパースター 上 接触篇(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :もりはしびんご:森橋ビンゴ
絵師  :緒方剛志
デザイン:?
編集  :?

基本はオーソドックスな巻き込まれ型で命を張る羽目になる現代ファンタジー。
一気に上下巻読んでしまったんで、下巻の方に紹介文を書きます。