名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/03/01 - の記事

本日の名台詞

「美鎖さんがあたしを信頼してゴーストスクリプト増幅の役目をくれたの、嬉しかったです。だから、あたしも、ウチの前衛を信じてみようかと」
「それって、聡史郎?」
「違います。ドジでグズでバカで泣き虫で使えるのはたらい召喚コードだけで普段はどうしょうもないお荷物だけど、いつも、どうにもならないところから一本だけ残ったタイトロープをぐずぐず泣きながら渡る不思議な力がある子です。美鎖さんも、だから、自分の一番弟子を信じてみませんか?」


タイトル:よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやりかた(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :さくらざかひろし:桜坂洋
絵師  :みやしたみき:宮下未紀
デザイン:?
編集  :?
キャラ :坂崎嘉穂&姉原美鎖 (172 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

詳細は書影クリックにて。ふと思い立って再読してみました。
やー、やっぱり独特の味わいがあるシリーズです。なんか気がつくと完結したような話になってますが残念無念。

さてそれでは台詞解説。
二人とも、一人のドジな女の子・森下こよみのことを話題にしてます。単純な能力とか頭脳の出来だけなら、圧倒的にこよみよりも上なんですがそれでも最後はこよみが事件解決の鍵になるようなほんとに不思議な引力を持った子。
とかなんとかいろいろ理屈をつけてますが、懐かしく感じて紹介せずにはいられなかったのです。いつの間にか刊行から三年経ってしまったんですねえ……

よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやりかた

タイトル:よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやりかた(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :さくらざかひろし:桜坂洋
絵師  :みやしたみき:宮下未紀
デザイン:?
編集  :?

名台詞をふと挙げてみたくなったんですが、まいじゃー方式だと本の紹介データがないことにはどうにもならないので過去作品ですが取り上げました。

コンピュータ的な理論を取り入れたちょっと変わった設定の現代魔法の使い手を巡る物語。
魔法を由緒正しく呪文を紡いで発動させる古式魔法に対する存在として、呪文の詠唱の代わりにコンピュータ言語で記述するコードを使って魔法を発動させるという設定がミソ。
そして、主人公が万能魔法の使い手ではなく、できることと言えば「たらいを空中に召喚すること」だけ。この設定がこんなにも素敵なものだとは1巻読んだ時点ではとてもじゃないけど予測できませんでした。

らき☆すた らき☆すたオンライン

タイトル:らき☆すた らき☆すたオンライン(小説:スニーカー文庫)
作者  :たけいとおか:竹井10日
絵師  :美水かがみ
デザイン:?
編集  :?

薄い(爆)

個人的には前作の殺人事件よりはずっといいです。(オチは読めてるんだけど、殺人事件ていう素材自体がどうもしっくりこなかった……)
オンラインゲームというネタになってますが、変にシリアスでさえなければもう何でも一緒!
じっくり読むようなものじゃないですが、私的には脳内で音声補完しながら読むとけっこうおもしろく読めました。いや、もちろん各キャラの特徴がよく出てるよって意味でね? まちがってもらき☆すた知らない人が読むものではないです。ファン専用。