名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/05/20 - の記事

2008年5月 の新刊情報 MF文庫J

新作が2作来てますよー。

あそびにいくヨ!11 こねこたちのぎんこーごーとー 神野オキナ
かのこん10 ~おわりのはじまり~ 西野かつみ
ゼロの使い魔14 水都市の聖女 ヤマグチノボル
フレンズ×ナイフ 星家なこ
死神ナッツと絶交デイズ 早矢塚かつや
聖剣の刀鍛冶2 三浦勇雄

本日の名台詞

「ありがとう」
「よりえも、そうおもっているのよ」
「ばっ――
ばかやろうっ! お、オレはべつにそんなこと思ってねえからな! アホなことぬかしてんじゃねえぞ、織慧! い、いくらおまえだからってな、そういうてきとうなこと言ったら、まあ、許さねえってことはねえけど、と、友だちなわけだし、それくらい当然っていうか、だから感謝もクソもあるか、ボケ! だいたいだな、オレたちに尽くして尽くして尽くしまくるのが、夏彦、てめえの使命でもあり義務でもあるんだよ! なにしろ友だちなんだからな!」
「友だちってそういうものなんだね」
「あったりめえだろうが!」
「ちがうと思う」
「うるせえ! 黙れ、猫占い師! このオレがそうだっつったらそうなんだよ! お友だちってのはシモベの類義語だ! 下僕も従僕も友だちも似たようなもんだ! このオレと織慧の友だちになんて、そうそうなれるもんじゃねえんだからな! 言ってみりゃあ日本代表みてえなもんだ! だから、夏彦! オレたちの友だちになれた僥倖ってやつを、てめえのほうこそたっぷり感謝しやがれ! いもしねえ神とか仏とか抽象的すぎる天とかにじゃねえぞ! ちゃんとオレたちに感謝するんだ!」
「ありがとう」
「早っ! ためらいも疑問もナシかよ!」
「真鳥は夏くんのことをわかっていない」
「名字で呼ぶんじゃねえっつっただろうが、猫占い師!」
「うるさいほうの真鳥」
「てめえ……!」


タイトル:ANGEL+DIVE (1)(小説:一迅社文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :あおきしん:青稀シン
デザイン:?
編集  :?
キャラ :日比野夏彦&真鳥織慧&真鳥依慧、相楽希有 (219 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

おとぎ話的なつかみ所のない部分を持った物語。会話のテンポが独特なので、2人だけでは成立せず。
三人以上絡んでこそ。

というわけで、作品読んでないとわかりにくい部分がありますが、サンプルとして紹介。
まず依慧・織慧(よりえ・おりえ)という双子の姉妹がいて、依慧は超がつく行動派&ちとツンデレ、織慧は依慧と一心同体。猫占い師というのは幼馴染みの希有(きょう)のこと。
短くつっこみをいれているのは希有です。
後はまあともかく雰囲気をお楽しみください。

ANGEL+DIVE (1)

タイトル:ANGEL+DIVE (1)(小説:一迅社文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :あおきしん:青稀シン
デザイン:?
編集  :?

優しいと言うよりは何事でも受け入れてしまう素直すぎる性格の少年・日比野夏彦。
お金もろくになく、廃屋に間借りして毛布で寒さをしのぐ不思議な雰囲気の少女・トワコと出会ったことから始まるボーイミーツガール「ズ」です。
伝奇というより、茫洋としてとらえどころのないおとぎ話のような感覚の物語。
会話のテンポが独特というか、特に序盤はやたら回りくどく感じてしょうがなかったんですが、中盤真鳥姉妹が登場してからが本番。
少々癖ありですが、トリオ、あるいはカルテットでの掛け合い漫才みたいで会話のやり取りが非常におもしろかったですええ。

零と羊飼い

タイトル:零と羊飼い(小説:一迅社文庫)
作者  :にしかわまおん:西川真音
絵師  :しろ
デザイン:?
編集  :?

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれはクライシスものを読み始めたと思ったら いつのまにか別の何かになっていた』

な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも なにを読んでいたのかわからなかった

……というわけで。
巨大な隕石が地球に向って落ちてきて、まっとうな手段では対応不能となり、異能力者に頼るという
典型的なクライシスもの……だと思ったんですが……いやはや!!

かのこん10

タイトル:かのこん10(小説:MF文庫J)
作者  :にしのかつみ:西野かつみ
絵師  :狐印
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)