名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/05/28 - の記事

本日の名台詞

「――――私たちはここに誓おう」
「あなたたちはここでいつまでも無駄な話し合いをしていろ。愚にもつかぬ中傷と権謀術数に腐心しているがいい。お似合いだ」
『貴様っ……我々に対する暴言は国家に対する侮辱と同義だぞ! キャンベル家の人間だと思って見逃していたがもはや我慢ならぬ!』
「さえずるな小物。キャンベル家の名を、誇り高き家系の名を気安く口にするな」
「これ以上あなたたちの御託に付き合うのはたくさんだ。私は決めたぞ」
「帝国ではない。軍国でもない。群集列国でもない。無論、独立交易都市でもない」
「いつか必ず、私がルークの刀でヴァルニバルを討つ――――そう決めたッ!!」


タイトル:聖剣の刀鍛冶 #2(小説:MF文庫J)
作者  :みうらいさお:三浦勇雄
絵師  :屡那
デザイン:?
編集  :?
キャラ :セシリー&偉い人 (242 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

偏屈な刀鍛冶の少年・ルークと、気性の真っ直ぐな少女騎士・セシリーの物語。
騎士であるセシリーの、愚直なまでに前に突き進む態度を見て、徐々にルークの態度が変わっていくのが見物。

それでは台詞解説。
列強の会議の場に入り込んだはいいものの、「政治」に翻弄され、さらにはルークが悪し様に言われっぱなしなのを見てとうとうセシリーの忍耐が切れてしまいこういうことに。
いや、かっこよかったですええ。
正直2巻の中では戦いのシーンとかよりもこっちの方が燃えました。

聖剣の刀鍛冶 #2

タイトル:聖剣の刀鍛冶 #2(小説:MF文庫J)
作者  :みうらいさお:三浦勇雄
絵師  :屡那
デザイン:?
編集  :?

燃えたっ! やっぱりバカ正直に前を見据えた決意を口にさせると、この作者の人は映えます!

少女騎士と刀鍛冶。騎士であるセシリーが割と前面に出てきますが、鍛冶の少年・ルークももう一人の主人公と言えます。
刀鍛冶にもスポットを当てつつ、アクションを中心に据え地味にならないことに成功してます。
何よりまっすぐな心を見たい方におすすめ。

神聖のレジスタ1 リリーアの子どもたち (富士見ファンタジア文庫)

タイトル:神聖のレジスタ1 リリーアの子どもたち (富士見ファンタジア文庫)(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :きたやまだいし:北山大詩
絵師  :尾崎弘宜
デザイン:?
編集  :?

超能力を持った便利屋稼業の物語「エクスプローラー」の作者の人の新作。

思春期のころに、神を見て「神の奇跡」に覚醒し、特殊な力を手にすることが出来る世界。
そんな世界で、神に対する疑問を覚えた少年を主役にしたアクションです。