名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/05/09 - の記事

本日の名台詞

「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい――お前が今日を生きていてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」


タイトル:傷物語(小説:講談社BOX)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :VOFAN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :阿良々木暦 (355 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

化物語に比較して、戯れ言分は下がったけどストーリー性はアップ!
私は講談社BOXはぼったくりだと公言してはばかりませんが、それでもこのシリーズには投資する価値ありと言い切りますよ~。

それでは台詞解説。
いろいろ理由あって、一蓮托生と呼べるだけの強い繋がりを持つ相手への語りかけ。
一体感が強く出てきますね。

傷物語

タイトル:傷物語(小説:講談社BOX)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :VOFAN
デザイン:?
編集  :?

上下巻に渡って延々掛け合い漫才が繰り広げられるような感覚の物語、化物語
傷物語は、その化物語の語り手である少年・阿良々木暦が、高校三年になる春休みの時点の物語。
今度は、阿良々木が主人公です。
あの嵐のような戯れ言の連射はかなりおとなしくなりましたが、その分ストーリー性はアップしてます。
化物語という存在を抜きにしては語れないことを前提に、おすすめ。

ドラゴンクライシス! ローズの覚醒

タイトル:ドラゴンクライシス! ローズの覚醒(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :きざきかや:城崎火也
絵師  :亜方逸樹
デザイン:?
編集  :?

少女形態を取っているが、その正体はレッド・ドラゴンの子供であるローズと、レベル10の遺物使いとして認定されてしまった高校生の少年・如月竜司。
遺物絡みでの事件に巻き込まれつつ対処していく、現代を舞台にした魔法ファンタジー……いや待て。
どっちかというとハーレム系?のラブコメですね。
今回は敵が「こいつは強敵か!」と思った割にはそうでもなかったです。

どっちかというと大物なはずだけど、行動が微妙に安かった……
しかし竜司は気が付けば4人の少女に囲まれる結構なご身分になってますね(笑)
ローズがだんだん成長してきているので、甘えてベタベタしている図もだんだん洒落にならなくなってきました。
その代わり夜の幼女愛好家はがっかりかもしれません。
なんかもうこの文章脱線しまくってますが、気にしない方向で。

地を駆ける虹3

タイトル:地を駆ける虹3(小説:MF文庫J)
作者  :なないれんいち:七位連一
絵師  :光崎瑠衣
デザイン:?
編集  :?

1巻当初、中二病としか言いようのない主人公(内訳:努力はしないけど、他人に実力が追い抜かれていくのはコンプレックス感じまくり)は、その報いを受けて散々悲惨な目に遭う救いがたいストーリー……だったんですが。
なんかこう……すごく、普通です。