名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

傷物語

タイトル:傷物語(小説:講談社BOX)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :VOFAN
デザイン:?
編集  :?

上下巻に渡って延々掛け合い漫才が繰り広げられるような感覚の物語、化物語
傷物語は、その化物語の語り手である少年・阿良々木暦が、高校三年になる春休みの時点の物語。
今度は、阿良々木が主人公です。
あの嵐のような戯れ言の連射はかなりおとなしくなりましたが、その分ストーリー性はアップしてます。
化物語という存在を抜きにしては語れないことを前提に、おすすめ。

化物語では、なんか説明もなく出てくる謎の吸血幼女がいたんですが、その少女と、そして暦自身の体にまつわる秘密が明かされます。
まあその秘密うんぬんについては、実際に読んでもらうとして……
委員長の羽川は、どんだけ並はずれてるんだ!?
どんな化け物よりも、もしかすると忍野よりも怖い存在かも知れません。
うーん、このころから暦のことが好きだったのかな?
むちゃくちゃな発言を繰り返す戦場ヶ原ひたぎが、傷物語では登場しない分、戯言成分は委員長が一手に引き受けている感じです。
個人的には、ストーリーそっちのけでもっと戯れ言成分が多くてもよかったんだけどこれはこれでストーリーを楽しむことが出来たのでグッドでした!


この作品の名台詞

「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい――お前が今日を生きていてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」

→解説


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from ご本といえばblog on 日曜, 2011/02/13 - 18:43

西尾維新著 「傷物語」を読む。
このフレーズにシビれた。
「女の子にここまでさせた以上」
(中略)
「まさか負けるってことはないよね?」

[巷の評判]
日記では,
「西尾節が好きな ...