名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/08/04 - の記事

本日の名台詞

「悔しいなら、悲しいなら、きみはそれ以上に幸せになる権利がある。ねえわかる? それが世の常おぼしめしってやつにゃ」


タイトル:オトナリサンライク(小説:ファミ通文庫)
作者  :たけおかはづき:竹岡葉月
絵師  :八重樫南
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ディアナ・カーウェン (56 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

妙に人間くさい妖精たちと共に生きる街・サウスノックで、妖精絡みのトラブルを解決する事務所で奉仕活動をする羽目になった少年の明日はどっち?
塩っ辛い現実も出しつつ、それでも前向きに進むハートフルコメディ。

子供、しかも身寄りもない少年には生きづらい世の中。
何をやっても上手く行かないし、人には裏切られる……そんな経験を繰り返して、完全に人間不信に陥っている少年を諭す一言です。

SAS4

タイトル:SAS4(小説:HJ文庫)
作者  :とりいひろし:鳥居羊
絵師  :まったくモー助
デザイン:?
編集  :?

素敵な物語をありがとうございました! 全4巻で完結です。
日本で普通の暮らしを送っていたはずの双子の兄妹・山階立夏と紗友には、実は出生の秘密がありリヴォニア公国の政争に関わっていくことに。
そんな山階家の二人を護衛するために派遣されてきたのがアナスタシアら三人の少女たち。可憐に見えて、特殊訓練を受けた精鋭である彼女達に護られる日々が始まり……。

銃をはじめとしたアクションは、仰々しさはないもののかなり本格的でその手の人にも満足してもらえる出来。でも蘊蓄などにページを無駄に割いたりはせず、軍事ネタにアレルギーのある人でも自然に読めるレベルです。
そして、双子の兄妹の微妙な関係や、アナスタシア達との関係は、かなり上質な青春小説でしたええ。

AKUMAで少女~悪魔の国のお姫様~ (HJ文庫 わ 3-1-4)

タイトル:AKUMAで少女~悪魔の国のお姫様~ (HJ文庫 わ 3-1-4)(小説:HJ文庫)
作者  :わかつきひかる
絵師  :高階@聖人
デザイン:?
編集  :?

男女入れ替わりものでもあり、女体化ものでもあり、そんでもってエッチも濃いめのラブコメ。
心臓は弱いけど、気は強い少女・ゆり絵と、平凡な少年・僚という幼馴染みがAKUMAと関わっていろいろややこしいことになりつつも相思相愛な話。
最終巻であるこの巻では、僚はゆり絵の身体になってしまっていて、でも性格的にはゆり絵と違って弱気なので、いじられまくり。
女の子同士のえろえろなスキンシップを存分にご堪能ください。
(……で、実際んとこ共学ではあんまり過激なことはしないだろうけど、女子校だとやっぱりやばげなスキンシップってあるんですかね?などと思ったり思わなかったり)

ネタバレになることはあえて書きませんが、綺麗にまとまりました。
……ああっ、結局僚とゆり絵の肝心要の部分は読めなかった!(笑)