名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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09/03/17 - の記事

本日の名台詞

「だけどわたし、失望したとは言わないの」
「そんなことだろうと、思っていたのよ」


タイトル:秋期限定栗きんとん事件 下(小説:創元推理文庫)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :小佐内ゆき (185 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

小市民を目指すも、どうも小市民にはなれそうもない二人、小鳩くんと小佐内さんの日常ミステリな日々。

それでは台詞解説。
まあ早い話が小佐内さんによる駄目出しです。いろいろ応援しておいて最後はそれですか! 怖い、怖いです小佐内さん。後ろに悪鬼が見えるようです。

秋期限定栗きんとん事件 下

タイトル:秋期限定栗きんとん事件 下(小説:創元推理文庫)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

小市民を目指して、互恵関係を築き傍目からは恋人同士のように見えている小鳩くんと小佐内さん。二人が日常に起こるちょっとした事件を解決に導く日常ミステリです。
人の良い笑顔を振りまきつつも実はかなり小賢しい狐の本性を持つ小鳩くんに、虫も殺さない内気でかわいらしい女の子……に一見思えるけれどその実態は相手の隙にガブリと噛み付く狼の本性を持つ小佐内さん。なんとも個性的な二人による推理が冴え渡ります。
あと、タイトルにいつもお菓子を冠するだけあって、食べ歩きシーンが実に魅力的で、読み進むほどにスイーツが食べたくなりますよ!

で。日常ミステリとして非常におもしろい作品なのはもちろんなのですが、小鳩くんの小佐内さんの互恵関係がどうなってしまうのか!?も注目点。なにせ上巻ではお互い新恋人を作っちゃいましたからね。

神曲奏界ポリフォニカ マージナル・ホワイト

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ マージナル・ホワイト(小説:GA文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :凪かすみ
デザイン:?
編集  :?

ポリ白最新刊。
予想外の事態で、200年前の学院に飛ばされてしまったスノゥ達一行は、歴史を学んだときには記録がほとんど残っておらずわからないままだった、世界を覆う戦乱の影を目にすることに。学園未曾有の危機にスノゥ達の取った選択とは……。

いつも通りの安定したおもしろさ。炎帝編は次で完結のようです。