名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「――試獣召喚」
足元に見慣れた魔法陣が描かれていく。数学の点数に応じた強さを持つ僕の召喚獣が徐々に姿を現し始めた。

精悍な顔立ち。
しなやかな形態。
軽やかな動き。
喚び出すたびに感じる絶対的な強さが顕現する。

「吉井は構うな! 見るからに雑魚だ!」
「返せっ! 僕の格好良い描写を返せ!」


タイトル:バカとテストと召喚獣(小説:ファミ通文庫)
作者  :いのうえけんじ:井上堅ニ
絵師  :葉賀ユイ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :吉井明久&? (183 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ここんところ、ギャグな台詞に偏りがちでほんとうにすいません(汗
自分の目安として、シリアスな台詞がメインで、コメディ系統は箸休め程度に控えるという自主基準があるのです。
まずいなーと自覚はしてるんですが、シリアス系の作品でいいと思える台詞がネタバレばっかりでして……。
というわけでなんとかしたいとは思ってますと表明したところで、本日の台詞行ってみましょう。

非常にバカなストーリーで、作中のバトルの形式がテストの科目と点数に応じた召喚獣同士を戦わせ、消耗した召喚獣の体力?は試験によって補充する、など設定からして相当のバカバカしさです。もちろんキャラ同士とかのやり取りも実にいい具合にバカ。
くだらない系統の作品としては最上級の部類かも。