名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「というわけで、私は元気よ。わざわざごくろうさま。大公位なんて狙わずに、これからもここで好きなことをして生きていくわ」
「アヴィ……」
「だって硝子細工も、書物も好きなのよ。もちろん外に出ることもね。私はよくばりなの。…でも、よくばりで幸せだわ。よくばりになれることが」


タイトル:プリンセスハーツ(小説:ルルル文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :香代乃
デザイン:?
編集  :?
キャラ :アヴィセンナ&ジル (181 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

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では台詞解説。
ちょっと判りにくいと思うので、補足するとアヴィセンナは出生上の問題で、高貴な生まれでありながらそこにいるのに何の影響力もないどころか、いないものとして扱われる、物質的には不自由がない「だけ」の生活を送っています。そういう当たり前からほど遠い生活が、上のような持って回った言い方をさせるのでしょう。