名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「甘ったれんじゃないよ、少年!
親のいないのを切り札にすりゃ、こっちが言いなりになるとでも思ってんの? いないものはいないんだ。誰にもどうにもできないんだよ!」
「な……んなこと、言っていいのかよ」
「言えるわよ。ためになることだからよーく聞きなさい。自分の不幸が売り物になるのは子供のうちだけなんだ。あんたが大人になったら、自分で生きてくしかないんだ。親がいようがいまいが関係ないんだ。
これからあんたが考えなきゃいけないのは、何になるかってことなんだ。どんな仕事につくか。あこがれるだけじゃだめ。妥協するのも早い。望む仕事につくためには何が必要か、よーく考えて実現してくんだ。
仕事についたからって、まだゴールじゃない。ここは俺にまかせろって言えるだけの腕を磨くんだ。親なんてどうせ先に死ぬんだ。いい人生を送れるかどうかは、結局仕事で決まるんだよ」


タイトル:ロケットガール4 魔法使いとランデヴー(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :のじりほうすけ:野尻抱介
絵師  :むっちりむうにい
デザイン:?
編集  :?
キャラ :森田ゆかり&邦夫 (68 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ロケットガールでSF分を補給するですよ~。
詳細は省略。

それでは台詞解説。
さすが宇宙飛行士をやってるだけあってゆかりの肝の据わり具合は半端じゃないですね。
ある意味殺し文句とも言える「孤児からの親を連れてこい要求」に対して、きっちり応えてみせてます。なんという漢らしさ……いやあ惚れました(笑)
ちなみにこの直後のやりとりも名シーンなんですが、長くなりすぎるので載せてません。