名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「美鎖さんがあたしを信頼してゴーストスクリプト増幅の役目をくれたの、嬉しかったです。だから、あたしも、ウチの前衛を信じてみようかと」
「それって、聡史郎?」
「違います。ドジでグズでバカで泣き虫で使えるのはたらい召喚コードだけで普段はどうしょうもないお荷物だけど、いつも、どうにもならないところから一本だけ残ったタイトロープをぐずぐず泣きながら渡る不思議な力がある子です。美鎖さんも、だから、自分の一番弟子を信じてみませんか?」


タイトル:よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやりかた(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :さくらざかひろし:桜坂洋
絵師  :みやしたみき:宮下未紀
デザイン:?
編集  :?
キャラ :坂崎嘉穂&姉原美鎖 (172 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

詳細は書影クリックにて。ふと思い立って再読してみました。
やー、やっぱり独特の味わいがあるシリーズです。なんか気がつくと完結したような話になってますが残念無念。

さてそれでは台詞解説。
二人とも、一人のドジな女の子・森下こよみのことを話題にしてます。単純な能力とか頭脳の出来だけなら、圧倒的にこよみよりも上なんですがそれでも最後はこよみが事件解決の鍵になるようなほんとに不思議な引力を持った子。
とかなんとかいろいろ理屈をつけてますが、懐かしく感じて紹介せずにはいられなかったのです。いつの間にか刊行から三年経ってしまったんですねえ……