名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「解せんぞ小僧! なぜ立ち上がる!? どうして向ってくる! 貴様ごとき木っ端が、よもや我ら<抗竜党必死開拓団>(グラムフェンサーズ)を下せるとでも思うてか!!」
「……んなワケ、ないじゃん……。辛いし、痛ぇし……マジ、おっかないし……
でも……しょうがないじゃんか……僕のスタイルじゃ、ないけど……それでも」
(それでも……)
「僕はあの子に……竜徒(ドラグ=ジーン)のアーティアに……

生まれて、初めてっ…………恋をしたんだあああああぁぁぁぁッ!!」


タイトル:L 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :ばんじょうてっぺい:坂照鉄平
絵師  :みずきあおい:水城葵
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ブロック&バーン・フラットランド (242 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

口先三寸と顔が取り柄の詐欺師バーン。アーティアという少女に出会ったことで、彼の人生は大きく変わることに……ボーイミーツガールなファンタジー。
ヘタレ男でもやるときゃやる! おすすめ。

それでは台詞解説。
実はなにげにけっこうネタバレな台詞と言えなくもないですが、このところネタバレに配慮しすぎて作品のおもしろさを名台詞を使って伝えるという本質を忘れがちになっているのを反省して原点に立ち返り、ここぞという台詞を引っ張ってきました。
口先男だったバーンがぼろぼろになりながらも何度でも立ち上がるのはなぜか? 恋する男は強いのです。