名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「なぜ英雄と呼ばれる者達は、力において上位の存在であるはずの魔物達に勝てると思う? それは、運と、わずかばかりの才能と、厳しき試練が奴らに味方するからだ」
「はい」
「フェルグス。条件が揃っての事とはいえ、人間が越えてみせる壁をこの我が越えられぬと思うか?」
「いえ! ラジャス様ならば! それでこそ我が主!」
「そうだ。今の我が人と同じく弱く脆い存在ならば、人と同じく、いや、それ以上の修練をもって越えてみせよう! あの運命(ゆうしゃ)を……我は砕く!」


タイトル:抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :みうらりょう:三浦良
絵師  :KIRIN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ラジャス&フェルグス (16 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品そのものの説明は作品紹介で補ってください。
ここではただひたすらにこの作品が物語重視の性格が強いので、ストーリーを重視する方に特におすすめしたいということです。ほんと、新人さんとは思えないですねえ。

それでは台詞解説。
発言者は魔王、それも勇者に敗北した後の者です。いわゆるリベンジ宣言なのですが、うわー漢だ。かっこいいとしか言いようがないですええ。