名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……ダメです。いろいろ試してみましたが、やっぱり優先順位の変更は利きません」
「え?」
「イザヤ様は――自分が本物だったら良かったのにと仰いました。私にもそれを納得するようにと。それはつまり、イザヤ様よりも『九瀬諫也』を優先するように優先順位を変更しろということです。
でもイザヤ様。その命名だけは受理しないのが私です。イザヤ様の言葉に納得しないことを許していただけますか?」


タイトル:イスカリオテ 2(小説:電撃文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :岸和田ロビン
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ノウェム&九瀬イザヤ (217 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

自動人形スキー御用達作品。

それでは台詞解説。
ちと補足すると、イザヤは兄の「九瀬諫也」になりすましているだけなので、自分は偽物だと常々言っています。しかし、ノウェムにとってはイザヤこそが仕えるべき相手だと強く認識していて、それがこういう台詞に繋がってます。