名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「一つ、見つけておくといい」
「一つ?」
「そうだ。一つでいいから、何か答えを見つけておくといい。それさえあれば、たいていのことは乗り越えられる」


タイトル:紅~ギロチン(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かたやまけんたろう:片山憲太郎
絵師  :山本ヤマト
デザイン:?
編集  :?
キャラ :闇絵&紅真九郎 (94 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

脇を飾る人物の中では「眼鏡のよく似合う」銀子さんがお気に入り、といきなり出だしがそれか。

7歳の少女がヒロインという、たぶんライトノベルにおけるヒロイン低年齢化の極みのような存在が出てきますが、この少女が実にこう……魂にくるわけです。あー決して炉……というわけでは!!
ボーイミーツガールとしても秀逸。

さて本日の台詞解説。
自分がこの先どう生きていくか、具体的にどういう方向に進めばいいかかなり悩んでいる真九郎。それに対する助言です。つまりどんなことでもいいから、絶対に揺るがない自分だけの大事なことを探せというような、自分探しに関わる話に近いかもしれません。確かに、逃避になっては困るけど、支えとなるものをもった人間は強いですから。