名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

紅~ギロチン

タイトル:紅~ギロチン(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かたやまけんたろう:片山憲太郎
絵師  :山本ヤマト
デザイン:?
編集  :?

まだか、まだなのかと待っただけのことはあります。やっぱりおもしろい。
それにしてもやっぱりマイナス方向に話が傾きますが、やはりそういう鬱屈した感情を描き出すのが実に上手いです。ほとんど1巻かけてうじうじぐだぐだ悩む真九郎。答えは出るのか?

紫が7歳で、真九郎が16歳……だったかな? いろいろやばいかもしれないカップルですが、お姫様と姫を守る騎士といった趣です。特にこの巻ではそのお姫様パワーがすごくよくわかると思います。ネタバレはよろしくないので書きませんが、真九郎はロリコン道一直線?(笑)
それにしてもやはり各所で「電波的な彼女」との繋がりが出てきますので、紅シリーズしか読まれていない方がいたら、ぜひとも電波的な彼女のほうも読まれた方がよいと思います。知らなくても問題のないような作りになってますが、知っているといろいろニヤリとできますよ。


この作品の名台詞

「はい、もやしラーメン大盛り、お待ちどうさま。ロリコン」
「……銀子」
「何よ?」
「それ、いつまで続くんだ?」
「あんたがめげるまで」
「おまえな、いい加減にしないと、俺も怒るってことを……」
「幼稚園のとき、一緒にお風呂に入ったあたしの胸を触りたがった紅真九郎くん。ちゃんと触らせてあげた慈悲深いあたしに、何か文句でも?」
「……ありません」

→解説


「一つ、見つけておくといい」
「一つ?」
「そうだ。一つでいいから、何か答えを見つけておくといい。それさえあれば、たいていのことは乗り越えられる」

→解説


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/473
from F.Y.A.E./review ver. on 日曜, 2006/07/30 - 00:04

作者の執筆用PCでHDDクラッシュが起きたせいで出版が半年近く遅れたいわくつきの作品です。決して他人事ではないのでデータバックアップはきちんとやっておきましょう。

紅―ギロチ...