名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「昔から本当に歌うのが好きで……。アニソンを歌うのも、教会で讃美歌を歌うのも、わたしにとってはどちらもおなじでした……。わたしにとって歌は祈りなのです」
「祈り?」
「ハイ。神様に届けるための歌。誰かのために捧げる歌。
幼い頃のわたしにとっての神様は、天におわす遠い遠い存在でした。みんなを守る唯一の存在。だけどわたしに日本のアニソンを教えてくれた方が、言ってくれたんです。日本には八百万の神様がいると。神様は遠い存在ではなく、もっと身近にいるのだと。その考えがわたしには衝撃で……世界が一変したような気さえしました。

だから、わたしは考えました。
讃美歌が天の父に捧げるためにあるように。
アニソンもまた、どこかにいる神様に捧げるためにあるのではないかと」


タイトル:アニソンの神様(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :おおいずみたかし:大泉貴
絵師  :のん
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エヴァ・グリーン (216 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ありそうでなかったアニソンバンドを組むメンバーの青春模様です。
ラストの盛り上がりではアニソンが脳内再生しまくり!

それでは台詞解説。
一言でいうと、アニソンの神様とは?についてエヴァが思っていること。