名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「これも時代の移り変わりかの。この分だとだいぶ変わっていそうじゃ」
「お前自身は変わったのか?」
「……」
ホロは無言で首を振る。こんな仕草はとても子供っぽい。
「なら故郷も変わっていないだろ」


タイトル:狼と香辛料(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:わたなべひろかず:渡邊宏一
編集  :?
キャラ :ホロ&ロレンス (95 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

狼と香辛料は、行商人と狼少女の旅路をえがいた物語です。絶賛イチオシ中。

狼少女の何気ない魅力ばかり連呼してしまった気がしますが、経済という要素が大きく扱われている点にも注目です。どちらにしろ既存のライトノベルではあまりみないタイプの物語であることは間違いありません。

それでは本日の台詞解説。
故郷を想うホロへのフォローの一言。この辺、さすがに若くとも常に旅路にある行商人ならではの一言という感じです。