名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「もう一度言おう。ぼくはニート探偵、死者の代弁者だ。墓を暴き、失われた言葉を掘り出し、死者の名誉を守るためだけに生者を傷付つけ、生者に慰みを与えるためだけに死者を辱める。きみはこれを知らなければいけなかった。きみの兄上が、なにを守ろうとしたのかを」


タイトル:神様のメモ帳 3(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?
キャラ :アリス (302 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

とりあえず作品紹介は明日改めて。今日は台詞だけ。

こうやって、「全ての人の幸せのために探偵をしているわけではない」とあえて宣言してしまうところが特徴的。
こうやって事件の裏にあるやりきれない想いや、決して表沙汰にできない優しさといった裏面の存在こそがこのシリーズのいいところ。