名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

布教の心とは。

なんとなくそういう気分になったので反応してみます。
●ラノベ感想ブログのラノベ市場への影響力について(コメント部分も含む)

上の記事では「影響力はほとんどない」でまとめてますが……

10万冊クラスの大ヒット作品を生み出せるかということなら、もちろん「ノー」でしょう。
しかし、初版1万冊(あくまで仮の数字。初版としての数字の妥当性は無視)の作品だとしたら? 同じネットの評判が起点で100冊売れたとしても、その意味は全く違ってきます。
そもそもマニアが推す作品なんて一般受けしないものが大半ですが、中には内容はいいのに「出版されていること」自体を認識してもらえない「知名度の低さ」で損をしている作品も存在します。そういう知名度を高める意味では、感想サイトは全くの無力というわけでもありません。
というか、やってみなきゃわかりませんよ?
本気でその作品をみんなに知ってもらいたいと思ったら一度や二度の無反応であきらめたら駄目です。

同時に、全く結果が出ないのを前提で行動する冷静さも必要です。
ついでに言うと、出版後できるだけ速やかに布教する……ってのも大事かな。

そうですねー、「一人でも多くの人に知ってもらえたらなー」ぐらいのゆるい心構えが一番かと。
自分自身は最高傑作と思っていたからといって、他人の目にもそう映るとは限りません。その辺勘違いすると、「なんでこんなにいい作品が売れないんだ!」とか一人身もだえる羽目になりますが、たいてい落ち着いて作品を分析するとそれなりに売れない理由はちゃんとあるものですし(苦笑
ネットで自分のよく行く感想サイトがこぞってほめていたからといって、それがネット全体の意見というわけでもないし。とかなんとか。

ま、なんだ。
私は布教病という不治の病にとりつかれているので、今後もあれこれとおすすめしまくると思いますが、おサイフとみなさまの興味のつり合う範囲でお付き合い下さい(笑)

参考:
"ラノベ感想ブログのラノベ市場への影響力について"(イノベーター理論)

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from ラノベ365日 on 金曜, 2007/06/08 - 02:40

ラノベ感想ブログのラノベ市場への影響力について(ライトノベル名言図書館) 布教の心とは。(まいじゃー推進委員会!) ラノベ感想ブログのラノベ市場への影響力について(REVの日...

ご挨拶に伺いました

こんにちわ。
「ライトノベル名言図書館」を運営している、Mr.もやしです。
3年前から、良いラノベを見つけるため、「まいじゃー推進委員会」を参考にさせて頂いておりました。
ぜひ一度、御挨拶したいと思い、この場を借りてコメントさせて頂きました。

もしかしたら既にご存知かもしれませんが、私のブログは、tonboさんの「まいじゃー推進委員会」に大きな影響を受けております。
といいますのも、「名言」と「書評(感想、雑感)」を更新しています。
もし気分を害していましたら、ごめんなさい。
どうか、寛大な気持ちで見過ごして頂けると、ありがたいです。

インターネット初心者であった学生時代、初めて「まいじゃー推進委員会」を発見したとき、感動しました。おおげさかもしれませんが、本当です。
当時の「初めて利用される方へ」を読み、“隠れた名作を発見して紹介する”という、それまで考えもしなかったスタンスでボランティア(?)を行う人がいることに、「なんて偉いんだ!」と、驚いたのです。

ある日、私の専門学校で「ブログで情報を発信する」授業がありました。
その時始めたのが、今のブログです。

批判されたり、何かと拙いブログですが、どうか暖かい目で見守って頂ければ幸いです。

P.S.

実は一年前、掲示板に本当に恥ずかしい書き込みをしてしまいました。
お恥ずかしい限りですが、どうかお暇な時にでも、削除してくださるようお願いします。

ご挨拶ありがとうございます。

>Mr.もやしさん
ライトノベル名言図書館は巡回先に入っているので存じてますよー。
ああ、フォーマットのことならお気になさらず。それこそうちのサイトだって、昔のデザインはとあるサイトの模倣から始まっていたりしますし、既にMr.もやしさんは、独自のスタイルを築かれつつあるのでは、と思ってます。

>隠れた名作を発見して紹介する
布教病に罹ってますから(笑
どうも「これは!」と思う作品に出会うと、周りに紹介せずにはいられないのです。

サイト更新もある程度年数重ねて、はじめて身に付くこともありますしなにごとも経験です。頑張ってください。私だって、過去には何度かやらかした経験もありますしね(苦笑

 大きな単位でモノ

 大きな単位でモノを見るのが「経済」の考え方として、その点について「影響力はほとんどない」でしょうけども。
 個人的に買うか、買わないかを確定するのは別の基準ってことで。オタクだからといって当然のように全部買いを掛けるわけでもなく、枠の中での取捨選択は当然行われるわけで、その判断材料にはなる機会が多い。
 ゼロかゼロではないか、という意味では一人でも興味を持てば「ゼロではない」わけですし、そもそも書評サイトは基本的には自分が読んだ感想を置いておく場であって広告ではない以上、費用対効果の対象外ですから。
 それを販売戦略に組み込むべきではないという意味ではその通りだと思いますけどね。

まずは知ってもらえ、話はそれからだ。

>hobo_kingさん
そうなのです。影響力云々の前に存在を知らなければ買いようがないのですっ! 知名度を高める方法としてはブログにサブリミナル広告を仕込んでおくとか……(違

>本屋店長さん
>ここで紹介されてからというもの跳ね上がりました
きっかけになっていたなら嬉しい限りですね。
例え書店で目立つように置かれていても、「どっかでこの本取り上げてたな」という印象があるのとないのとでは、購入意欲にも差が出ますし、そういう際の後押しをして、自分が好きなシリーズの続きが読めれば言うことないなと思ってますええ。

それにしても現場の方から、参考にしているなどと言われるのは名誉なことで明日への活力になりますね。今後とも精進します!(なにを?)

>さかなやさん
>たとえ100冊でも、最初の一週間に上乗せできればその後の展開に影響を与えることができるかもしれません。
そう! この一週間がクセ者なんですよねー。
実際には、なかなか一週間に間に合うように紹介をするのは難しいんですが、事前の注目度が低い割に傑作の予感のするものはなるべく速攻で読んで紹介するようにがんばります。

そういえばその昔には、マリみて強化月間と称して、1ヶ月間ずっとマリみてを紹介し続けるという荒技をやったこともありましたねえ……。あれはかなり極端な例ですが、知名度を高めようと本気で思ったらあれくらいは頑張れる。ああいう熱意はいつまでも保ち続けて行きたいと思ってます。

それもこれも、好きなシリーズの続きを読むために。

少なくとも

 前にここで紹介されていた米澤穂信の「春期限定いちごタルト事件」を本日読了したのですが、最後の行を読み終えて満足のため息をつきつつページをめくり、解説に目を落としたとき…びっくりしました。
 まさかこんなところでお目にかかるとは。本当にびっくりしました。と、同時に、ラノベじゃないこの作品がなぜここで紹介されてたのかわかった気もしたのです。
 もしかして、当時の記事には「解説書きました」みたいなことが書いておられたのかな? とも思いましたが、私はただ、出張先の暇つぶしの一冊を本屋で探していたとき、この変わったタイトルの本を見かけ、ここでおすすめされてた作品であることを思いだし、じゃあ買ってみるか、それほどひどいはずれではないだろう、くらいの気持ちで購読したのでした。
 
 マスな意味での影響力はともかく、こういう「ちょっとした後押し」という意味では、少なくとも私にとっては、ここのようなおすすめ紹介サイトは影響力のある、かつ便利なところです。
 これからもがんばってください。

ドキッ!

>解説
あははは、あーそういえばそんなこともありましたねー。
でも、実のところ米澤穂信さんには「さよなら妖精」が縁ですっ転んだクチなのです。ブログ化する前のログを見るとその辺りの雰囲気が分かります。ああ懐かしい……
http://maijar.org/word/serifu/sa-1.htm#sayonara

あと、仰る通りこのサイトを見て買いに走る、とまでは行かなくても本のタイトルを記憶の片隅に留めてもらうことには意味があると思ってます。なのできっかけ作りに役立っていることがわかるこういう報告は非常に嬉しいですね。

意味はないかもしれないけど、それはきっと楽しいよ

 管理人様の意見、なかなか含蓄深くて感心しました。

 重版を決定する時、判断基準の一つに「勢い」があるそうです。
 なので、たとえ100冊でも、最初の一週間に上乗せできればその後の展開に影響を与えることができるかもしれません。
 重版がかかれば、広告が増えますし、続編も出やすくなりますからね。

 また、話題にし続けるということは、後につながる可能性を残すということでもあります。
 確かにそれだけではどうにもならないかも知れませんが、意味がないってこともないと思いますよ。

なるほどね〜

そういうこともありますか〜。
同じ100冊でも10000のうちの100冊だと話はかわってきますもんね〜。

>中には内容はいいのに「出版されていること」自体を認識してもらえない「知名度の低さ」で損をしている作品も存在します。

よく考えたら涙が止まらないような話ですね・・・。

>私は布教病という不治の病にとりつかれているので、

あ、治らないんですねw

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極楽トンボさんの影響力はものすごいと思いますよ
そのもっとも顕著なものが銀板カレイドスコープ
ライトノベルの棚に大きく割り振っている私のところでまったく売れませんでしたし
私も正直。。。。。これはツボが人それぞれではありますけど

ですがここで紹介されてからというもの跳ね上がりました
倍率で言えば1000倍以上です・・・・・・0だったんです

スーパーダッシュ文庫そのものが知名度低いですしね

最近ですとガガガ文庫の武林クロスロード
紹介された即日追加発注しましたよ、ええ社員全員の名前使って客注のふりをしてかき集めましたとも
新しいレーベルは危険なので抑え目にしていたのですが

本の売り上げはおっぱいで決まる!
・・・・・何はともあれこれからもチェックさせていただきます