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シャムロック 「狂乱のロボットバトル ですぅ~」

タイトル:シャムロック 「狂乱のロボットバトル ですぅ~」(小説:GA文庫)
作者  :さわがみみずや:沢上水也
絵師  :西脇ゆぅり
デザイン:大橋勉
編集  :?

萌えというフォーマットを使っているんだけど、根っこは燃え。でも間違いなく萌えの部分も見て取れるというメイドアクションバトルものです。
なお、ジャンル名は2秒で適当に考えたので信用しないでください。

従来の警察だけでは犯罪を処理しきれなくなったために、プライベートポリスという民間警察組織を認めるようになったという設定で、主人公のマッドサイエンティスト少年がそのハイテクをエプロンドレス風のスーツに満載して、メイドポリスを作った……そんな感じの話。

ちょっとおもしろい?のは2巻の重要な鍵として2足歩行ロボットが登場するんですが、マッドサイエンティスト少年が「2足歩行など非効率」と一言で切って捨てる点です。
そもそも民間警察シャムロック・カウンシル(メイドポリス)がなぜエプロンドレス――とは言え中身はハイテクの固まりなのですが――を装備しているかと言えば、「ヲタクがその制服に惑わされて自発的に性犯罪を起こす」”自給自足””誘蛾灯”を狙うためなのですっ!! ここからも通常の萌え系のお約束である「ボスが萌えに走っている」というのをものの見事に外しているのが見て取れます。
さらに要所要所の見せ場では「萌え」ではなく「燃え」を選択しています。
そういうわけなので、通常の萌えとはちょっと方向性の違う物語なのです。……とはいえ、イラストは実にありがたく堪能させていただきましたが!


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