名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

『身を滅ぼす危険には近づかない。それは生きるための知恵だ』
「わかります。この二、三日で神様たちと出会って、すごく痛感しました。メルカルトって神様と会ったときなんかは腰が抜けました」
『……それでも尚、何か事を為そうというのか。愚かだな!』
「まあバカなことをしている自覚はあります、俺もエリカも。反論できません」
『君のバカさの方が、エリカ嬢よりも勝っているのはまちがいないがな! 何しろ彼女は魔術師、君は力なき一般人だ。比較になるまい。
だがまあ、バカは嫌いではない。頭のいいヤツには計算通りのことしかできないが、バカはときどき限界を超えるからな。あとは不快なバカと愉快なバカがいる。頼むから前者にはなってくれるなよ』


タイトル:カンピオーネ! 3(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :たけつきじょう:丈月城
絵師  :シコルスキー
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ルクレチア・ゾラ&草薙護堂 (217 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

雑魚戦すっ飛ばして延々ボス戦!というアクションもの。
3巻では、主役を張る少年・護堂がいかにして神殺しになったかという前日譚にして、原点が描かれてます。

それでは台詞解説。
神を放っておくと、一般人に大きな被害が出るからと見過ごせない護堂とエリカ。二人の本質がよくわかる台詞です。……護堂はもちろんだけど、エリカもなんだかんだ言って騎士の中の騎士なんですよねえ。