名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……こンの、大たわけがっ!」
「よいか。真空暴露したならいざ知らず、閉じこめられた程度死ぬ奴などこの世にはおらぬのだ! 死を前提にした行動で助かる命もない! 航法装置がなくても目が見えれば母船を捜せる。通信機がなければ発光信号を打て。灯りがなければ燃料を使え。燃料がなくても生命維持装置の酸素を噴射すれば推力は得られる。冷静に計算せよ。帰還軌道はどこかにあるのだ!」
「死んでもいいなんて言うな」
「私は、おぬしに死んで欲しくない。おぬしがいなくなったら、どこに住めばいいのだ? 誰に食事を作ってもらえばいいのだ? 私の居場所をなくしてくれるな」


タイトル:彼女は帰星子女 (3)(小説:電撃文庫)
作者  :うえのゆう:上野遊
絵師  :あかざ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :福山絹 (196 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

えーとちょっと風邪がながびいて半死ぎみなのに横目でサッカー見てたら時間が……(汗

というわけで駆け足で台詞解説。
拘束されて命の危機中。自分を犠牲にして、私だけ助けようとするな!というお話でした。ずっと宇宙船で暮らしてきた「帰星子女」だけに表現がちょっと違いますね。