名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

円環少女

11/03/06 - の記事

円環少女 13 荒れ野の楽園

タイトル:円環少女 13 荒れ野の楽園(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

すごい、という以外の語る言葉を持ちません。
この巻の物語の充実度はもちろんのこと、シリーズ全体を振り返ってみて赤枠おすすめするしかありませんっ!!!

様々な魔法体系を持つ三千世界の中で、唯一魔法を使えず、しかもその世界が魔法を”観測”することで魔法をすべて打ち消してしまうことから「地獄」と呼ばれ忌み嫌われる地球。そのため魔導師協会からは魔法世界の流刑地としての扱いを受けている。
そんな罪人の一人として地獄に落とされた少女と、魔法消去を使う”悪鬼”武原仁を中心とした、壮大なスケールで送る魔法アクションも、ついに完結です。

■ 非常にSF的でしかもおそろしいほどに練られた魔法体系。そして熱すぎる魔法バトル!
■ ヒロインが嗜虐癖のあるサドロリというありえなさ。
■ おそろしく高度なはずなのに、むちゃくちゃな魔法体系の併存。しりとりで魔力引き出すとか全裸で戦うとか、自分を痛めつけるほど強力な魔法使えるとかどんだけ!
■ かと思うとガチで学生運動の話が延々書かれたりという一面もあったり。

未読な方、今からでも是非読んでみてください!

さて、こっから先は最終巻ですし、ある程度ネタバレで雑感行きます。
ご注意ください。

10/09/07 - の記事

円環少女 (12)真なる悪鬼

タイトル:円環少女 (12)真なる悪鬼(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

あらゆる種類の魔法使い達が住まう三千世界の中で、唯一魔法が存在しない地球。
魔法使いからは「地獄」と呼ばれるその世界で、罪を負って地球に追放された魔導師の少女メイゼルと、悪鬼と呼ばれる対魔法使いのスペシャリスト仁。
苦難に満ちた二人の道のりを中心とした、独創的な世界観による魔法アクションも残すところ2巻。
物語も佳境です。

正直、きずながこの立ち位置になると1巻の時点で予想できた人は誰もいなかったのでは。
再演大系のチートぶりに戦慄。

10/01/29 - の記事

円環少女 (11)新世界の門

タイトル:円環少女 (11)新世界の門(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/07/07 - の記事

円環少女 10 運命の螺旋

タイトル:円環少女 10 運命の螺旋(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

三千世界の中で唯一魔法を持たない<地球>。他の魔法世界から地獄と呼ばれ忌み嫌われ、魔法世界における罪人が落とされる場所となった<地球>を巡って、この世界と、魔法世界の諸勢力、その他の思惑が複雑に絡み合ったそんな状況の中を、

なんていうかもう、神がかってました!
全編一部の無駄もなく、すべてが見どころ。文句なしに赤枠おすすめ。

戦闘城砦マスラヲの完結編が2009年のライトノベルベスト1かな?と今まで思ってましたが、これはもうどっちをベスト1に推すか悩む、それくらいの勢いでおすすめです。

08/11/28 - の記事

円環少女 (9)公館陥落

タイトル:円環少女 (9)公館陥落(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

シリーズ最高峰!と言っても過言ではないくらいの盛り上がりっぷりでした。
三千世の中で唯一魔法が存在せず、住人が「観測」するといかなる魔法も消し去ってしまう世界・地球。魔法世界の人間は地球のことを救いのない嫌悪すべき世界”地獄”と呼ぶ……。
その場その場で流されて一貫性がなく、どうにも主人公としてはぶれすぎという印象のあった仁が、ようやくひとつの根っこを手に入れます。

08/06/05 - の記事

円環少女 (8)裏切りの天秤

タイトル:円環少女 (8)裏切りの天秤(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

今回は詳しい説明は省略します。個性的な文体から紡ぎ出される魔法アクションです。
どうしようもないピンチの連続。
嘘の発覚と決別。
すべてを救えないとわかりつつそれでもあがき続ける男。
とにかく絶望の先には次の絶望が待っている感じ。よくもまあ……。

08/03/05 - の記事

円環少女 7

タイトル:円環少女 7(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

独特な設定が光る、現代を舞台にした魔法アクション。
三千の魔法世界の中で唯一魔法が存在しない地球。住人に魔法を観測されると、魔法はその存在を消去されてしまい、ゆえに「地獄」と呼ばれ、他の魔法世界から忌み嫌われる流刑の地を舞台に、罪を犯して地獄に落とされた魔法使いの少女・メイゼルを中心に魔法バトルが展開……するのですが、今回は雑誌連載の短編をオープニング、インターミッション、エンディングを加えて繋げた形なってます。変な魔法大系に爆笑。

07/11/07 - の記事

円環少女 6 太陽がくだけるとき

タイトル:円環少女 6 太陽がくだけるとき(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

今回ものすごく読みやすく感じたのは単に慣れただけかそれとも文章の方がこなれたのかどっちなのやら。
ともあれ、圧倒的に濃い設定の魔法バトル。
と、同時に理想と現実の狭間であがく人々の物語でもあります
特にかつて完全な信仰心で対立した聖騎士エレオノール・ナガンの変遷ぶりはなんとも言えない気分にさせられます。
もちろん主人公の仁が、甘い理想と厳しい現実のギャップでいつまでも揺れ動く代表みたいなものですが……

急展開につぐ急展開はまず予測不可能で、どきどきしっぱなしでした。東京地下での核を巡る血みどろの闘争の決着は果たして。

07/05/04 - の記事

円環少女 5

タイトル:円環少女 5(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

三千世界の中で唯一魔法が存在せず、この世界の住人に「観測」されると、発動しているいかなる魔法も消去されてしまうという地球。他の世界から「地獄」と蔑まれ、そして恐れられる地球を舞台にした魔法アクションです。
なんといっても魔法関係の設定が圧倒的。文章が独特なので、読みにくさを感じる場合もあるでしょうが、慣れです慣れ。
今回は一段と物語が加速し、とんでもないラストになってしまいました。は、早く次の巻をっ!
ちなみにみどころは山ほどあるのですが、この巻で新たに出てきた魔法体系である「聖痕大系」がなかなか強烈でした。
台詞も強烈だったんですが、やばすぎる台詞なので以下で紹介して我慢します(苦笑

06/11/02 - の記事

円環少女 (4) よるべなき鉄槌

タイトル:円環少女 (4) よるべなき鉄槌(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

三千世界の中で、唯一魔法という概念が無く、他の世界から来た者の魔法もこの世界の人間が「観測」することでなかったことになってしまう、魔法使い達にとって忌み嫌われる世界・地球。地獄と呼ばれるこの世界での、魔法使いと魔法使いに関わる人間達の戦いを描いたファンタジー。
……というのが物語の硬質な側面で、もうひとつの側面が嗜虐趣味を持つサドロリ少女な魔法使い・メイゼルさん大活躍の物語でもありますええ。

06/05/04 - の記事

円環少女祭り、開催中(笑)

またひとりメイゼルの魔性の魅力に墜落(爆)
画楽堂(お絵かきサイト)で、5/1から円環少女祭り開催中です。特に5/2の怒ってますのポーズには思わずニヤリとさせていただきましたええ。

情報元:LUNAR LIGHT BLOG

06/04/03 - の記事

円環少女 (3) 煉獄の虚神(下)

タイトル:円環少女 (3) 煉獄の虚神(下)(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:なか:中デザイン事務所
編集  :?

相変わらず、ちょっと読みにくいけれどもハマり度の極めて高い魔法アクション。とんでもない能力を持った魔法使いとの闘いに勝ち目はあるか? はい、大いに燃えました。
三千世界の中で唯一魔法という概念が無く、どころかそこの住人に「観測」されることで魔法自体なかったことなる……それゆえに地獄と呼ばれ、魔法使い達の流刑地にされた日本。という設定に惹かれたらもうそれは間違いなく買いです。あとは嗜虐癖のある少女とか、もうとにかくいろんな要素てんこもり

06/03/07 - の記事

円環少女 (2) 煉獄の虚神(上)

タイトル:円環少女 (2) 煉獄の虚神(上)(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

三千を数える魔法世界のうち、唯一魔法という概念を持たない「地獄」である地球を舞台に、魔法使いその他の思惑がぶつかり合うファンタジーアクション。魔法を認識しない地球人が観測すると魔法が消滅するという設定がおもしろいです。
相変わらずメイゼルの嗜虐癖は健在でした(笑)。戦闘シーンも正しく趣味に走ってます(褒めてます)。あと、おまけとして今回は巻末に設定資料集がついているので「どうもこの設定はよくわからん!」という際のヘルプにお使いください