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円環少女 6 太陽がくだけるとき

タイトル:円環少女 6 太陽がくだけるとき(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

今回ものすごく読みやすく感じたのは単に慣れただけかそれとも文章の方がこなれたのかどっちなのやら。
ともあれ、圧倒的に濃い設定の魔法バトル。
と、同時に理想と現実の狭間であがく人々の物語でもあります
特にかつて完全な信仰心で対立した聖騎士エレオノール・ナガンの変遷ぶりはなんとも言えない気分にさせられます。
もちろん主人公の仁が、甘い理想と厳しい現実のギャップでいつまでも揺れ動く代表みたいなものですが……

急展開につぐ急展開はまず予測不可能で、どきどきしっぱなしでした。東京地下での核を巡る血みどろの闘争の決着は果たして。


この作品の名台詞

「この己を、情で止められるつもりか」
「東郷先生。ぼくは情なんて詩的なことばはよくわからないけど、友情は魔法ですよ」

→解説


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from 愛があるから辛口批評! on 金曜, 2007/11/09 - 21:22

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