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円環少女 7

タイトル:円環少女 7(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

独特な設定が光る、現代を舞台にした魔法アクション。
三千の魔法世界の中で唯一魔法が存在しない地球。住人に魔法を観測されると、魔法はその存在を消去されてしまい、ゆえに「地獄」と呼ばれ、他の魔法世界から忌み嫌われる流刑の地を舞台に、罪を犯して地獄に落とされた魔法使いの少女・メイゼルを中心に魔法バトルが展開……するのですが、今回は雑誌連載の短編をオープニング、インターミッション、エンディングを加えて繋げた形なってます。変な魔法大系に爆笑。

シリアスな1編をのぞき、コメディ色の強い短編なんですが、なんといっても妖しげな魔法大系を大まじめに書いているのがなんとも言えませんね。
真っ裸がデフォルトの錬金大系もたいがい常軌を逸してますが、しりとりによって魔法を紡ぐ天盟大系とか、普通で考えるとただの一発ギャグになりかねない設定を伏線まで張り巡らせているあたりさすがと言う他なし。
そしてメイゼルの嗜虐趣味はいつも通りですええ。いつか寒川さんがMに目覚めてしまわないかもう心配で心配で(爆)


この作品の名台詞

「どんな世界にも善良な人間はいるしそうでない人間だっている。危ない目に遭うこともあるし、思いがけない相手に助けられることだってある。神様も奇蹟もないなら、人を救ってくれるのは、最後には人間と、愛情じゃないのか」

→解説


「本当に頭にくるわ、あんたの見失ってる答えを教えてあげる。あんたは、今さら死んだってどうしようもないくらい、とっくに体の隅から隅までしあわせなのよ」

→解説


「せんせ、薬指に指輪をはめると、男の人はすこしだけ頭がよくなるのよ。首輪でも素敵だけど」

→解説


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from 愛があるから辛口批評! on 火曜, 2008/03/04 - 21:51

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