名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

まおゆう魔王勇者

12/02/07 - の記事

まおゆう魔王勇者 5あの丘の向こうに 特装版

タイトル:まおゆう魔王勇者 5あの丘の向こうに 特装版(小説:エンターブレイン)
作者  :とうのままれ:橙乃ままれ
絵師  :toi8
デザイン:?
編集  :?

まおゆうもこれにて本編は完結。(外伝がまだ出るそうですが……)

開門都市の包囲戦。
遠征軍の補給線を断ち切るゲリラ戦術。
勇者と魔王は別行動をとり、メイド姉は独自の行動を取り始める。
そして同盟と遠征軍はついに決戦の時を迎える!?

11/07/25 - の記事

まおゆう魔王勇者 4この手でできること

タイトル:まおゆう魔王勇者 4この手でできること(小説:エンターブレイン)
作者  :とうのままれ:橙乃ままれ
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

魔王と勇者が戦わず、手を取り合い世界の平和を目指し、彼らの考えに賛同する人間達と手を取り合い大きなうねりとなっていく群像劇。
ほぼ会話文だけで進められる独特な形式と、経済の要素が大きく入ったファンタジーです。

今回最大の特徴は……
戦争そのものよりもむしろその準備段階、特に補給にスポットライトが当たっています。
そして物語の根幹に関わる謎が……。
今回も安定しておもしろかったです。

11/05/03 - の記事

まおゆう魔王勇者3 聖鍵(せいけん)遠征軍

タイトル:まおゆう魔王勇者3 聖鍵(せいけん)遠征軍(小説:エンターブレイン)
作者  :とうのままれ:橙乃ままれ
絵師  :toi8
デザイン:?
編集  :?

宿敵だったはずの魔王と勇者が手を取り合い、世界の変革を目指すというファンタジー。経済要素が強く入ってます。
もともとネット上の掲示板に、会話形式のみで連載していくという変化球を書籍化したもので、地の文が存在しないだけに最初は非常に読みづらく感じますが結局は慣れの問題ですね。3巻ともなると、もはや特に違和感なく読み進めている自分がここに。

3巻は、魔族には内乱発生、人間側にも中央と三ヶ国連合の間の亀裂は決定的なものとなり、戦争へとひた走っていくことに。

11/02/05 - の記事

まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

タイトル:まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀(小説:エンターブレイン)
作者  :とうのままれ:橙乃ままれ
絵師  :toi8
デザイン:?
編集  :?

地の文がほぼ存在せず、会話のみで話が進行する特殊な形式、そしてファンタジー世界に経済という要素を持ち込んだ非常に異色なシリーズです。

1巻の序盤は、かなり読みにくく感じたものですが……
いや、人間慣れるものですね! もはや全く読みにくさを感じません。というわけで、もしも「読みにくいからなあ」という理由で敬遠している方がいるのだとしたら、それは杞憂だと言っておきます。
さて2巻。
勇者と他のレディースのいちゃいちゃ、いよいよ本格的になるマネー戦争などなど、見所はいっぱいです!

10/12/31 - の記事

まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」

タイトル:まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」(小説:エンターブレイン)
作者  :とうのままれ:橙乃ままれ
絵師  :toi8
デザイン:?
編集  :?

噂には聞いてましたが、確かにおもしろかった!
敵同士であったはずの魔王と勇者が手を取り合い、人間と魔族のどちらが勝つことも負けることもなく経済によって平和を取り戻そうとする物語。

「まおゆう」という言葉自体には、ネット上でかなり話題になった作品なので聞き覚えのある方、既にweb版を読んだ方も多いかもしれません。元々は2chのニュース速報VIP板などの魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」スレで発表されていたもので、話題の大きさから、書籍版ができるまでに至ったというもの。
もっとも私はほんの少しだけweb上で読みかけてあまりの読みにくさにあっさり挫折し、書籍としてまとめられると聞いて発売をそれなりに楽しみにしてたクチです。
というわけで、以下はweb版(ほぼ)未読者による紹介と感想です。
あ、今年最後の赤枠おすすめで!