名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

神様のおきにいり

07/03/29 - の記事

神様のおきにいり 4 ねこまたの巻

タイトル:神様のおきにいり 4 ねこまたの巻(小説:MF文庫J)
作者  :うちやまやすじろう:内山靖二郎
絵師  :真田茸人
デザイン:?
編集  :?

家神様と、その家神の守護を受けた少年の妖怪コミュニケーション物語。
隣人として妖怪と気安い感覚で付き合ってはいても、根本では異なるものという書き方をしてるのが個人的に好き。

……とはいえ、ラブコメであることも間違いないですが。
なんかどこが「ねこまた」なのか、正直ねこまたはこの巻ではオマケ扱いで、実質的な主役はオオヒロだったような気がします。

07/01/26 - の記事

神様のおきにいり 3 ぬれおんなの巻

タイトル:神様のおきにいり 3 ぬれおんなの巻(小説:MF文庫J)
作者  :うちやまやすじろう:内山靖二郎
絵師  :真田茸人
デザイン:?
編集  :?

これ、先月発売の作品ですがようやく読み終わったので。

さて、今さら読んでおいてなんですが……作品の方向性が固まったためか、いいシリーズになってきたと思います。
正直言って1巻は、作品が何を描写したいのかその方向性がいまひとつはっきりしなかったため、どこか半端な印象がありました。2巻で「ん?」と思ったのですが、3巻でほぼ印象が確定したのでこう紹介させてもらうことにします。
このシリーズは、根っこの部分では絶対に相容れない部分を持ちつつも、それでも向き合っていこうとする、妖怪と人との交流物語です。

06/10/22 - の記事

神様のおきにいり 2 びしゃがつくの巻 (2)

タイトル:神様のおきにいり 2 びしゃがつくの巻 (2)(小説:MF文庫J)
作者  :うちやまやすじろう:内山靖二郎
絵師  :真田茸人
デザイン:?
編集  :?

退魔ものにあらず。妖怪と人の関わりについて描写したハートフルファンタジーです。公式の紹介文にはご近所妖怪譚とありましたが、上手い表現です。
妖怪には妖怪としての考え方があって、それは人とは相容れない……という考え方が根底にあって、その辺をどう着地させるのかが物語のみどころかな?

つかみ所があるようなないような、なんとも言い難い印象があります。1巻で妖怪たんころりんとか出てきましたが、ああいう妖怪を「ちょっといいなあ」と思える人には買いでしょう。あー全然説明になってない……orz

06/07/25 - の記事

神様のおきにいり

タイトル:神様のおきにいり(小説:MF文庫J)
作者  :うちやまやすじろう:内山靖二郎
絵師  :真田茸人
デザイン:?
編集  :?

主人公の家には秘密があった。それは「福を呼ぶ」とされている家神が居着いていること。
ただ、人に知られると福が逃げるといわれているためその存在は家族以外の人間には秘密で……。

力を持った神様が居着いてうんぬん……という言わば黄金パターンです。
幼馴染みに妙に冷たいなーと思っていたら、そこら辺がこの物語の展開の鍵になってました。