名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

文学少女

11/05/01 - の記事

半熟作家と“文学少女”な編集者

タイトル:半熟作家と“文学少女”な編集者(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

文学少女フォーエバー。
本編終了後もしばらく続いてきたこのシリーズも、ついに幕引き。

ああ、めちゃくちゃ感慨深い……
ストーリーとしては、現役高校生で新人2年目にして超売れっ子作家でその上モデルもしているという雀宮快斗と、新しく彼の担当編集になった我らが永遠の”文学少女”こと天野遠子嬢を中心とした物語です。

11/01/04 - の記事

“文学少女”と恋する挿話集4

タイトル:“文学少女”と恋する挿話集4(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

文学少女シリーズは一応本編そのものは完結したことになっているのですが、こうやってさかのぼって短編を読んでいても全く色あせませんね。
何といってもキャラクターの繊細で微妙な感情表現が圧倒的に上手い。
美羽みたいな、ヤンデレの領域に突入したキャラは余人には理解しがたく私にとってもむろんそうだったわけですが、今回の書き下ろしエピソードで不覚にも陥落しました。
これはやばい。

10/08/31 - の記事

“文学少女”見習いの、卒業。

タイトル:“文学少女”見習いの、卒業。(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

10/05/04 - の記事

“文学少女”と恋する挿話集3

タイトル:“文学少女”と恋する挿話集3(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

文学少女シリーズ、いったん完結はしたもののいろいろ短編集とかの形で続いていきますね。
いや、このシリーズ大好きだからいいんですけどね?

今回の短編集は、脇役が活躍してますがなかでも竹田さんが目立ってました。

10/05/02 - の記事

劇場版”文学少女”を見てきました。

5/1から公開が始まった劇場版文学少女を見てきました。

見に行ったのはヒューマントラストシネマ渋谷。
公開初日の初回の割には満席じゃなかったんですが、すぐ近くの池袋で舞台挨拶が行われてたんで熱心なファンはそっちに行っていたのかも。

第一印象としては、「遠子先輩よりもミウの方が目立ってるかも。ていうか平野綾ファンは見に行くべきだろ」でした。

10/01/18 - の記事

“文学少女”見習いの、傷心。

タイトル:“文学少女”見習いの、傷心。(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

遠子先輩とは全く似ていないようで、どこか近しいものを持つ”文学少女”見習い日坂菜乃。
遠子先輩が卒業してしまった後の文芸部に入ってきた、とにかくポジティブの固まりのようなこの少女の、心葉への恋心の行く先は……?

2巻では心葉の「優しい人」攻撃にあってさすがの菜乃も少しはめげたかと思えば……
いやはや全然めげませんね。

外伝という形式ではありますが、実質的には本編の一部だと思っていいのでは。
文学作品と絡めて時に切なく悲しい、でもそれだけではない恋愛&青春模様を語る文学少女シリーズは相変わらず勢いがあります。

09/08/30 - の記事

“文学少女”と恋する挿話集 2

タイトル:“文学少女”と恋する挿話集 2(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

文学少女の挿話集。
なんか、本編が完結したとは思えないくらい相変わらずのパワーがありますねえ。
今回大フィーチャーなのは、琴吹さんの親友の森ちゃん。(名前はヒミツ!)
あの明るく元気で、ちょっと(どころじゃない気もするけど)お茶目っぷりはかなり癒されました。

で、まあそれはそれとして。
水着エプロンの犯罪的な威力にやられた人は今すぐ挙手しなさいっ!!

09/05/06 - の記事

“文学少女”見習いの、初戀。

タイトル:“文学少女”見習いの、初戀。(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

本編の終了した「文学少女」シリーズですが、物語はもうちょっとだけ続くのです嬉しいことに。
遠子先輩の卒業後、文芸部の部員は心葉くん一人だけ、という状況の中、新たなる嵐がっ!!

さすがはこのシリーズ、狂おしいくらいに相手を想う気持ちを描写させた時の切れ味は相変わらずです。

09/01/08 - の記事

“文学少女”と恋する挿話集 1

タイトル:“文学少女”と恋する挿話集 1(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

処女作では天才と騒がれながらもある事件で心に大きな傷を負って、二作目以降を書くことをやめてしまった少年・心葉と、本を文字通り食べてしまうという”文学少女”天野遠子。
有名文学小説をモチーフにしつつ、心をえぐるような切ないエピソードを乗り越えて心葉が徐々に傷を癒していく学園青春ストーリー……の外伝。
本編は最高の盛り上がりを見せて完結しましたが、その後日談あります!

08/10/31 - の記事

コラボアンソロジー2 “文学少女”はガーゴイルとバカの階段を昇る

タイトル:コラボアンソロジー2 “文学少女”はガーゴイルとバカの階段を昇る(小説:ファミ通文庫)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

無事読んだので改めて紹介。

執筆陣 野村美月、井上堅二、田口仙年堂、櫂末高彰
イラスト 羽賀ユイ、竹岡美穂、日向悠二、甘福あまね
による、コラボ企画。
おおお、これはよかった!
文学少女、バカテスト、学校の階段、ガーゴイルの4作のうち、どれだけ読めているかがストレートに満足度に跳ね返ってきますが、4作全部(必ずしもシリーズコンプの必要はなし)読んでいるならば買わなきゃ嘘!

08/08/31 - の記事

“文学少女” と神に臨む作家 下

タイトル:“文学少女” と神に臨む作家 下(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

ついに完結。感無量。
正直な話、ほんっとうにエピローグが終わるその瞬間までどういう終わり方をするのか想像できず。
最終巻に至っても、まだ話が二転三転しハラハラしながら最後まで読み進めましたよ……

本当にいいシリーズだったと思います。作者である野村美月さんには最大の感謝を。

08/05/07 - の記事

“文学少女”と神に臨む作家 上

タイトル:“文学少女”と神に臨む作家 上(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

毎回、有名な文学作品とストーリー展開に接点を持たせつつ展開する文学少女シリーズ。
いよいよ物語も大詰め、物語上今まで全く明かされなかった遠子先輩の秘密に迫っていくことになる……んですが。
なにせ上巻なのでどこまでキャラが真実語ってるかわかんないけど、揃いも揃って病んでる……

07/12/31 - の記事

“文学少女”と月花を孕く水妖

タイトル:“文学少女”と月花を孕く水妖(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

もはやすっかりおなじみになった、ご飯の代わりに本を食べる”文学少女”遠子先輩と、過去に深刻な心の傷を負った少年・心葉くんによるミステリ風味な物語。
毎回、過去の有名文学作品と作中の出来事がリンクしているのが最大の特徴で、ライトノベルをとっかかりにして文学作品に触れるという可能性も示したシリーズです。
シリーズ通して綺麗なだけでなく、悲恋などの切なさが漂っている部分があるのですがそれがイラストの雰囲気と見事に噛み合っているのも見逃せないところですね。

07/08/31 - の記事

“文学少女”と慟哭の巡礼者

タイトル:“文学少女”と慟哭の巡礼者(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

うっかり寝過ぎて更新時間がなくなってしまったので(汗)とりあえずの感想だけ。また後で書き直し。
今まで私の頭の中ではずっと「卓球場シリーズ」こそが野村美月最高傑作と信じて疑っていませんでした。
が、この巻を読んでついに「文学少女シリーズこそ野村美月最高傑作である」という評価に。いやあ読んでて鳥肌立ってきたですよ。

07/05/02 - の記事

“文学少女”と穢名の天使

タイトル:“文学少女”と穢名の天使(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

とにかくもう本が好きで好きで、本当に物語を「食べて」しまう”文学少女”である天野遠子先輩が、その豊富な文学知識を利用して起こった事件を解決する糸口にしていくミステリでもあり、ほろ苦い青春物語でもあります。
ミステリとはいいましたが、基本的にはほろ苦い青春模様の方がメインですね。

06/12/28 - の記事

“文学少女”と繋がれた愚者

タイトル:“文学少女”と繋がれた愚者(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

現実の文学作品と、作中の状況を密接にリンクして展開させる”文学少女”シリーズ第三弾。
今回は、今までに登場してきたキャラクター達の抱える心の傷が各所で関係しあい、主人公の心葉くんの抱える問題についても踏み込んだ描写が増え、物語的にもみどころの多い1冊となっています。
うーん、巻を重ねる事にさらによくなる印象がありますね。おすすめです。
単に文学作品とリンクさせてるだけではなく、ミスリードを誘ったりミステリ的な部分もあり、読んでる人間を飽きさせません。

06/09/02 - の記事

”文学少女”と飢え渇く幽霊

タイトル:”文学少女”と飢え渇く幽霊(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

まずはじめに注意点を挙げておきます。
今回もとある文学作品をモチーフにしているわけですが……
「あとがき」と「あと描き」にはでっかいネタバレがあります。
この作品は本文から先に読みましょう。

06/04/29 - の記事

“文学少女”と死にたがりの道化

タイトル:“文学少女”と死にたがりの道化(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:たかはし:高橋秀宜
編集  :荒川友希子

これはなかなかおもしろかった!
最初はてっきりコメディかと思っていたらとんでもなかった。むしろミステリ……というかサスペンス調です。
物語を文字通り「食べてしまう」”文学少女”な文芸部の先輩と、今は平凡極まる生活を送る男子文芸部員・井上心葉。
この二人がとある生徒から持ち込まれた「恋を叶えて欲しい」依頼を引き受けることで、ある事件の渦中に立たされることに……。
あまり説明しすぎるとネタバレになるので難しいところですが、太宰治の「人間失格」を読んでおいた方がより楽しめる、とだけ言っておきます。