半熟作家と“文学少女”な編集者
作者 :のむらみづき:野村美月
絵師 :竹岡美穂
デザイン:?
編集 :?
文学少女フォーエバー。
本編終了後もしばらく続いてきたこのシリーズも、ついに幕引き。
ああ、めちゃくちゃ感慨深い……
ストーリーとしては、現役高校生で新人2年目にして超売れっ子作家でその上モデルもしているという雀宮快斗と、新しく彼の担当編集になった我らが永遠の”文学少女”こと天野遠子嬢を中心とした物語です。
まず非常に上手いと感じたのはあえて井上ミウを登場させなかったこと。遠子以外は、新キャラである若者にこだわって登場させることで物語の鮮度がぐっと増してます。それを言うなら、遠子なんて既に二十代後半のおばさんじゃないか!というツッコミがありそうですが、なんていうか正直この人の老いた姿が想像出来ない。きっとおばあちゃんになっても『ご覧の通りの文学少女よ』と言い続け、好きな作品について蕩々と語ってくれる、そんな雰囲気があります。
もちろん若い世代もがんばってます。
売れっ子としてやや天狗になってはいるけど、若い、若いよ! 快斗のこの青さが逆に微笑ましい。もちろん早川嬢も。
ああ、見事な大団円ではありますが正直このシリーズはずっとずっと読み続けていたい気分です。まあそうも行きませんよね。いまはただ、すばらしい作品を世に送り出してくれた作者様に多大なる感謝を。
シリーズ一覧
『”文学少女”と飢え渇く幽霊』
『“文学少女”と繋がれた愚者』
『“文学少女”と穢名の天使』
『“文学少女”と慟哭の巡礼者』
『“文学少女”と月花を孕く水妖』
『“文学少女”と神に臨む作家 上』
『“文学少女” と神に臨む作家 下』
『コラボアンソロジー2 “文学少女”はガーゴイルとバカの階段を昇る』
『“文学少女”と恋する挿話集 1』
『“文学少女”見習いの、初戀。』
『“文学少女”と恋する挿話集 2』
『“文学少女”見習いの、傷心。』
『“文学少女”と恋する挿話集3』
『“文学少女”見習いの、卒業。』
『“文学少女”と恋する挿話集4』
作品一覧
『”文学少女”と飢え渇く幽霊』
『“文学少女”と繋がれた愚者』
『“文学少女”と穢名の天使』
『“文学少女”と慟哭の巡礼者』
『“文学少女”と月花を孕く水妖』
『“文学少女”と神に臨む作家 上』
『“文学少女” と神に臨む作家 下』
『“文学少女”と恋する挿話集 1』
『“文学少女”見習いの、初戀。』
『“文学少女”と恋する挿話集 2』
『“文学少女”見習いの、傷心。』
『“文学少女”と恋する挿話集3』
『“文学少女”見習いの、卒業。』
『“文学少女”と恋する挿話集4』
『"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1)』
『“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)』
『“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)』
『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』
『“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)』
『“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
『特装版“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
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著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂 ワンパターンも極めれば王道だ。 わかりきった同じようなストーリーで、読者を引き込み、買いたくないのに買ってしまった、悔しいっ、でも感じ...
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