名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

文藝春秋

08/05/30 - の記事

荒野

タイトル:荒野(小説:文藝春秋)
作者  :さくらばかずき:桜庭一樹
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

これは「荒野の恋」と呼ばれていた作品が姿を変えたものなので、ファンの方にはお見逃しなく。
諸事情によりイラストがなくなってしまいましたが(苦笑)、第三部を新たに追加した上で三部作を一冊にまとめての出版です。

まだ読んでませんが、これだけは言えます。
未完成のあらすじを世に送り出されるよりも、イラストがなくなってもきっちり完結してもらった方が遙かに幸せであると。

07/10/16 - の記事

インシテミル

タイトル:インシテミル(小説:文藝春秋)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

やっと読めた……
クローズドサークルもの。
様々な理由から、あまりにも高すぎる時給のバイトにつられた参加者12人。彼らの「仕事」とは、密閉された館の地下に閉じこめられた状態で7日間過ごすこと。ただしそれには異常な条件がついていた……。
ミステリ音痴の自分でも人間ドラマとして十分楽しめましたが、作品の構成上、過去のミステリネタが頻出するのでそれを知っているかどうかで物語への入れ込み具合が全然違ってくると思われます。ある程度ミステリをかじっている人はより楽しめる作りですね。
私程度のレベルだと、せいぜい数作品しかわからず。まあ人間ドラマとしてもラストの展開は結構気に入っているのでokokです。