名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

富士見ミステリー文庫

09/03/22 - の記事

SHI-NO-シノ- 君の笑顔

タイトル:SHI-NO-シノ- 君の笑顔(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こうづきあまね:上月雨音
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

あまりにもものが見えすぎて、人とは違う感性を持った桁外れの小学生・志乃ちゃんと、平凡極まる大学生の僕が繰り広げるミステリ完結。
まあ一言で説明するなら、ラストシーンの志乃ちゃんのあのイラストが全てといっても過言ではないかと。

いわゆる解決編ですね。
ねじくれ曲がった事件の真相はどこにあったのか?
事件の真相部分にウェイトが置かれていたために志乃ちゃんの「彼」に対する執着についての比重がちと軽めだったかなー、という気がしなくもないですが、それでも志乃ちゃん視点からの語りがあるというのは大きかったですね。

09/03/21 - の記事

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!

タイトル:ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

とうとうROOMシリーズも完結です。……たぶん一緒に富士ミスの歴史も。
終わってみれば、影が薄いとばかり思っていた千夜子が、実は『聖母マリア』のごとき器の大きいすごい女の子であることが発覚し、反対に最初から駄目人間な健一は、さらに心底どうしようもない腐れ外道のトンチチ野郎だというオチがつきました。
ともあれ、シリーズ完結お疲れ様でした!

09/03/18 - の記事

2009年3月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

ROOM、SHI-NOともに完結。とうとう富士ミス終了か!?
(GOSICKは出て欲しいとは思うけど、正直あまり期待してません。レーベル変えても影響あまりなさそうだしね)

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック! 新井輝SHI-NO ―シノ― 君の笑顔 上月雨音

08/12/19 - の記事

2008年12月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

あ、あれ? なぜだろう目から汗が……

SHI-NO ―シノ― 過去からの招待状 上月雨音

08/10/03 - の記事

ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?

タイトル:ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

とあるマンションの存在しないはずの13階。そこの鍵を手に入れた、いずれも大事な何かを見失って探している面々の日常を描いた青春ストーリー。
半ば会話だけで話が進んでいくのが特徴で、雰囲気に流されやすい少年・絹川健一が主人公の物語。
永遠に続くかに思われたマンションでの楽しい共同生活にも終わりが見えてきたようです。

物語もいよいよ収束に向かっているためか、健一のえっちは自重傾向の模様(笑
あ、そうそう。とうとう本編に鈴璃登場! ま、もうすぐ終わりなんですけどね?>酷っ

08/09/20 - の記事

2008年9月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

とうとう刊行されているのはROOMのみということになってしまいました。
あれですかね、「総員退鑑!」みたいな……

ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック? 新井輝

08/08/20 - の記事

2008年8月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

マルタ・サギーは最終巻とのこと。またひとつ富士ミス終了の日は近づいたようです。

マルタ・サギーは探偵ですか?7 マイラブ 野梨原花南

08/07/31 - の記事

SHI-NO-シノ-空色の未来図

タイトル:SHI-NO-シノ-空色の未来図(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こうづきあまね:上月雨音
絵師  :東条さかな
デザイン:?
編集  :?

常に無表情、並の大人など到底太刀打ちできない頭の良さ、そして自らも死に魅入られた視点を持ち、数々の謎を解き明かすスーパー小学生少女・支倉志乃。
これといった取り柄のない平凡な大学生だけど、奇妙に人を惹きつける何かを持っている「ぼく」。
この二人によるミステリです。

で、この巻ではぼくが文字通りの主役。志乃ちゃんは要所要所に出てくるものの、基本的に「ぼく」の物語です今回は。

08/07/18 - の記事

2008年7月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

今月はSHI-NOオンリーワンです。……富士ミス終了まではあと何ヶ月でしょうね?

SHI-NO ―シノ― 空色の未来図 上月雨音

08/04/22 - の記事

イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。

タイトル:イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :おきながとおるあき:沖永融明
絵師  :KEI
デザイン:?
編集  :?

これはまたすごい新人作品が。
圧倒的にシリアスに、高い筆力で畳みかけてきます。
白血病でさらに訳ありの妹・一樹と、それを妹に隠している絵本作家の兄・大吾。
両親は既になく、そんな妹を抱えて暮らす大吾のもとにある時、イキガミが現われて彼の生の終わりを告げる……
軽い部分がなく、またラストが賛否ありそうな終わり方ですが、萌え小説に飽き足らない方には絶対のおすすめ。
あ。ちなみに信じられないかも知れませんが絵師は今をときめく人気絵師で、初音ミクでおなじみのKEIさんですよ?

08/03/14 - の記事

SHI-NO シノ 夢の最果て

タイトル:SHI-NO シノ 夢の最果て(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こうづきあまね:上月雨音
絵師  :東条さかな
デザイン:?
編集  :?

単に小学生とかけ離れた知性を操るだけではなく、その精神性がかなり常人とは異なる少女支倉志乃ちゃんと、平凡極まりない大学生である「僕」との日常と非日常を描いたミステリです。ちなみにサイコミステリ。
志乃ちゃんの得意な魅力にやられるのが正道ですが(え)、この巻に限っては主役はキララ先輩であると断言してしまいましょう!

08/03/12 - の記事

ROOMシリーズが最後を飾ってしまうのか? 最終鬼畜レーベル富士見ミステリー文庫

タイトルはノリでつけたのであまり気にしないでください(爆)

さて、富士見ミステリー文庫がここ1,2年で急激に刊行点数を減らしているのはご承知の事かと思います。ある時期を境に、急にシリーズ物が次々と風呂敷を畳み、あるシリーズは完結、またあるシリーズは移籍という具合に規模を縮小し、最盛期には1月8冊出たこともある新刊も今では多くて月2冊、時には1冊だけという状態になってしまいました。

待ってて藤森くん4

タイトル:待ってて藤森くん4(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :いちじょうじかるた:壱乗寺かるた
絵師  :カントク
デザイン:?
編集  :?

いろいろややこしい過去の血縁関係も抱えつつ、基本的にはまっすぐで微笑ましいラブコメ。
このあったかさが持ち味ですねー。
作品的にトロイメライよりは大分おとなしいですが、時折見せる会話の疾走感(というより暴走感?)は健在です。
そんな多少の紆余曲折もあった藤森くんのラブコメも完結。
果たして誰とゴールインするのか?

08/03/06 - の記事

2008年3月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

SHI-NO ―シノ― 夢の最果て 上月雨音
待ってて、藤森くん!4 壱乗寺かるた

08/02/08 - の記事

2008年2月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

今月も1冊のみ。レーベル信者としては胃が痛いです(汗

マルタ・サギーは探偵ですか?6 オスタスの守護者  野梨原花南

08/01/23 - の記事

ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・ふぉー

タイトル:ROOM NO.1301しょーとすとーりーず・ふぉー(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

何か「欠けた」部分のある人間だけが手にすることの出来る、マンションの存在しない13階の鍵を持った住人達の繰り広げる青春ストーリー。
少し立ち読みしてもらえばすぐわかると思いますが、会話のテンポ・雰囲気といったものが独特で、そこが持ち味になってます。
エロゲチックというか、主人公がえっちな行為に及びまくっている割にはあまり背徳感がなかったり、でもやってることはやばやばだったり、作品がかなり会話文中心に構成されていたり、巻が進むにつれて人物同士のかなり複雑な関係が明らかになってきて「これはもう相関図いるんじゃないの?」ってな状態になってたりするわけですが……
そんな人物関係をより複雑にするショートストーリーです。

08/01/09 - の記事

2008年1月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

えー……今月はROOMの短編集オンリーワンです。なんと寂しい……

ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・ふぉー 新井輝

07/12/11 - の記事

魔女よ蜜なき天火に眠れ 夜想譚グリモアリス III

タイトル:魔女よ蜜なき天火に眠れ 夜想譚グリモアリス III(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :かいとうれいじ:海冬レイジ
絵師  :松竜
デザイン:?
編集  :?

幻想界の貴族アネモネ家の跡継ぎにして、罪を裁く教誨師<グリモアリス>の少女・アコニットと、桃原グループの御曹司で容姿も端麗でありながら異常なまでの妹溺愛っぷりのため、女性に一向にもてない少年・誓護のファンタジックミステリ(今3秒で考えた呼び方なのであまり真剣に捉えないように!)
条件付きながら、その場所に焼き付いた過去の残滓を見る事ができる特殊な能力を使って、犯人が不明のままになっている事件を解決に導いていきます。
で、それはそれとして。
ツンデレ……というかあまりにもわかりやすい強がり屋のアコニットかわいいよアコニット。

ぼくのご主人様!? 5

タイトル:ぼくのご主人様!? 5(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :たかのゆうき:鷹野祐希
絵師  :和泉つばす
デザイン:?
編集  :?

てっきり完結したと思っていたシリーズの解決編。
基本的に1巻丸ごと入れ替わりの謎解きとかに費やされていて、後は伏線を回収したりと、お遊び要素は少なくひたすらストーリー進行に特化した感じです。
というわけで、5巻に関してはあまり語る事もないんですが……
ここであえて1,2巻に絞ってシリーズ未読の方におすすめしてみようと思います。
TS(性転換)ありのメイドものとして、また意外な要素が入り込むことも含めて1,2巻はぜひ読んでほしいです!

07/12/06 - の記事

2007年12月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

とうとう「ぼくの御主人様!?」は完結の模様。アニコット様とはまだ縁があるようです。

ぼくのご主人様!?5 鷹野祐希
魔女よ蜜なき天火に眠れ 夜想譚グリモアリス III 海冬レイジ

07/11/27 - の記事

嗚呼、富士ミスが逝く……のか!? →とりあえず逝かないようです、ほっ。

情報元は下二つ。つまり富士見ミステリー文庫の来年1月の刊行予定が出てないよ!!ということです。
●ナチュラルショック(私的ファイル deltazulu 記録再開)
●富士見ミステリー文庫遂に廃刊…ですかね?(Shamrock’s Cafe)

まだ確定ではないとは言え、これはアウトっぽい……
と言いかけたんですが、新刊情報のスペシャリストであるMatsu23さんの「富士ミスはまだ終わってないと思う」の見解をみてとりあえず希望は捨てないことにします。
追記:1月にROOMの新刊予定が載りました。ふーやれやれだぜ。

07/11/16 - の記事

待ってて藤森くん3 藤森くんは奮闘中

タイトル:待ってて藤森くん3 藤森くんは奮闘中(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :いちじょうじかるた:壱乗寺かるた
絵師  :カントク
デザイン:?
編集  :?

藤森くんを中心としたどこかほのぼの風味(あくまで「風味」なので、普通におバカなんですけどね? どうも上手く日本語化できない)なラブコメ、なんですが……
この3巻に限って言えば学園ものならぬ「寮もの」と言い切ってしまってもいいでしょう。
おんぼろだけど愛着のある男子寮を取り壊すという案が持ち上がり、寮長以下男子寮の面々が阻止しようと動くのですが……。
すちゃらかだけど熱い部分も。

07/11/15 - の記事

SHI-NO 支倉志乃の敗北

タイトル:SHI-NO 支倉志乃の敗北(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こうづきあまね:上月雨音
絵師  :東条さかな
デザイン:?
編集  :?

小学生にして底知れない精神面を持った明晰かつダークサイドをのぞいてもなお正気でいられるという希有な才能の持ち主、志乃と、それを騎士のごとく守護する(まあ似たようなもんですよね?)大学生の僕との物語。ミステリですが、ややサイコな方に軸があります。

あの支倉志乃ちゃんが負ける!?
ということで、今回はあとがきによると「失敗したミステリ」とのこと。
なにがどう失敗なのかは本編でお確かめを。

07/11/08 - の記事

2007年11月 の新刊情報

ちょ、SHI-NOの新刊のタイトルがむちゃくちゃ気になるんですがっ!!

SHI-NO ―シノ― 支倉志乃の敗北 上月雨音
待ってて、藤森くん!3 藤森くんは奮闘中 壱乗寺かるた

07/10/12 - の記事

ROOM NO.1301 #9

タイトル:ROOM NO.1301 #9(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

典型的なエロゲ主人公のような八方美人な行動をとる少年が、それでもなぜか敵を作らない話。
いやだって、結果だけ見たらまさにこういう話だし!
スクールデイズのすごすぎる結末を見て、「同じようなことやってても結末はすごく違ってるみたいだなあ」などと思ったのでした(笑)。
あ、今回とうとう物語が少し動きます。
それでも修羅場にならないあたりがこのシリーズらしいですええ。

07/10/10 - の記事

幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ

タイトル:幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :このうたえい:木ノ歌詠
絵師  :尾崎弘宜
デザイン:?
編集  :?

読んでる最中に思ったことは、
「あ、これ砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」と雰囲気が似てるな、でした。
あれが好きな人にはぜひおすすめしたいです。

私だけじゃなくて、どうやら玲朧月さんもおなじことを考えたみたいですね。

07/10/06 - の記事

2007年10月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

ROOM NO.1301 #9 シーナはヒロイック! 新井輝
幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ 木ノ歌詠

07/09/19 - の記事

僕たちのパラドクス 2

タイトル:僕たちのパラドクス 2(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あつぎじゅん:厚木隼
絵師  :QP:flapper
デザイン:?
編集  :?

時間もの。
歪んでしまった歴史を修正すべく、時空監査局(……じゃなかったかも。まあ細かいことは気にしない!)の少女・霧島榛名が動き出します。
前作の続編……なんですが、きれいさっぱり前の話を忘れてました(汗
にも関わらず特に問題なく読めました。設定の説明などがわかりやすく、読者に優しい作りだと言えるのではないでしょうか。
厳格に見た場合とツッコミどころ満載ですが、歴史改変もの(修正もの)としてのんびり楽しむのが吉。
細かい部分を気にしなければ、実際けっこうおもしろく読めます。やっぱり歴史改変ものはなんかこう燃えますね!

07/09/08 - の記事

タクティカル・ジャッジメントSS 4 詐欺師の生まれた日

タイトル:タクティカル・ジャッジメントSS 4 詐欺師の生まれた日(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :しわすとおる:師走トオル
絵師  :緋呂河とも
デザイン:?
編集  :?

先月後半から今月にかけて割といいペースで消化してるなあ、うんうん。

すっかり定番化した裁判もの。
今回の短編では……といっても、肩肘張らないコメディ色が強い話ばかりですが……民事裁判の話が出てきます。
家賃を払ってくれないから立ち退け!とかいうアレですね。
某「行列の出来る法律相談所」ではないですが、非常に親しみやすく法律にとけこめるのがこの作品のいいところ。
ネトゲ内のPKについての
刑事事件無敗を誇る山鹿が、なぜ民事に手を出さず刑事専門になったのか、その辺の経緯が例によっておもしろおかしく綴られます。

07/09/07 - の記事

2007年9月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

こ、今月は1冊だけ。寂しい……

僕たちのパラドクス2 ―Acacia1429― 厚木隼