名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ティー・オーエンタテイメント

13/02/26 - の記事

どうせ私は狐の子

タイトル:どうせ私は狐の子(小説:ティー・オーエンタテイメント)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :藤ちょこ
デザイン:?
編集  :?

一言で表せば怪異譚、なんですが……
なんともまあ独特な雰囲気を持った作品です。読後感もどこかふわふわ。まさに狐につままれたような気分になるでしょう。
しかしながら、森田季節ならではの文章表現が今回も冴え渡ってます。親との関係がまっとうではない小学生の少女の繊細な心の内を映し出す様はおみごと。
怪異譚だとは言いましたが、ほろ苦い青春小説が好きな方ならきっと楽しめると思いますよ! おすすめ。