名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/09/11 - の記事

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 6

タイトル:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 6(小説:電撃文庫)
作者  :いるまひとま:入間人間
絵師  :左
デザイン:?
編集  :?

遠慮……は、いらないか。
みーまーはこれにて完結。今回はあらすじとかは省略して簡潔に言いたいことだけ言わせてもらいます。

なんだこれ。

いや、もうそうとしか表現しようがないよ! 「これはひどい」(そして、みーまーにはふさわしい)ラストでしたね。

2008年9月 の新刊情報 GA文庫

GA文庫はじまって以来初? なんと10冊刊行です。
ごくごく一部で話題になった内輪小説のばけらの、ポリフォニカ一挙三冊刊行、お隣の魔法使いも遂に4冊目。GA、結構好調なのかしらん。

お隣の魔法使い 語らうは四季の詩 篠崎砂美
ここは魔法少年育成センター5 ……じゃない? (下) 久美沙織
サヴァイヴド ファイブ2 葛西伸哉
ゾアハンター5 大迫純一
ばけらの! 杉井光
パラレルまりなーず2 木野鋼一

ぷりんせす・そーど!2 戦うサツキとヴァルキリー

タイトル:ぷりんせす・そーど!2 戦うサツキとヴァルキリー(小説:GA文庫)
作者  :かみのおきな:神野オキナ
絵師  :みやまわか:深山和香
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

神曲奏界ポリフォニカ エイディング・クリムゾン

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ エイディング・クリムゾン(小説:GA文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :神奈月昇
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/09/10 - の記事

本日の名台詞

「葉桜」
「星野は孤立無援だ。どんな事情があるか分からないけど、得体の知れない連中に追いかけられてる。確かにあいつも怪しいところはあるさ。だけど、あの<渦巻き>とかいう女みたいにいきなり襲いかかっちゃこなかった。あいつはずっと言葉で俺の助けを求めてた。さぁ、その上で聞くぞ。見知らぬ土地で助けを求めてきた同胞を見捨てるのがおまえの正義なのか。おまえの理想なのか」
「おまえが俺を守るって言うなら俺の身体だけじゃない、俺の正義も守ってくれ。おまえならそれができるだろ」


タイトル:葉桜が来た夏 2(小説:電撃文庫)
作者  :なつみこうじ:夏海公司
絵師  :もりいしづき:森井しづき
デザイン:?
編集  :?
キャラ :南方学 (159 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

異人種コミュニケーション。あとついでに(要素としては種じゃないですが)吸血鬼うんぬんなんてものも。
反発しかなかった少年少女が深い信頼感で繋がれるまで。

それでは台詞解説。
あまり詳しく説明するとネタバレもいいところなので適当にぼかして話しますが、星野という少女の言動に不信感があって素直に助けようとは思えない葉桜を、学が説得しているシーンです。

葉桜が来た夏 2

タイトル:葉桜が来た夏 2(小説:電撃文庫)
作者  :なつみこうじ:夏海公司
絵師  :もりいしづき:森井しづき
デザイン:?
編集  :?

(1巻の紹介でも同じこと書きましたが)異人種コミュニケーションと、ボーイミーツガール。
お互いに不幸なファーストコンタクトを果たしたことが原因で、深い遺恨が残っている人間と”宇宙人”
お互いの種族のわだかまりをそのまま持っている二人の少年と少女が、大きく反発し合ううちに徐々に相互理解が深まっていく……そんなストーリーです。

2巻では、お互いに信頼感で結ばれてはいるものの、朴念仁とツンデレなためどうにもこうにも不器用な二人・学と葉桜の恋?の進展具合を見るのが楽しいですええ。

藤堂家はカミガカリ 3

タイトル:藤堂家はカミガカリ 3(小説:電撃文庫)
作者  :たかとおひょうすけ:高遠豹介
絵師  :油谷秀和
デザイン:?
編集  :?

日本神話&各地の神話を下敷きにした現代伝奇アクション。
あくまでも下敷きなので、敵の名前やイルフィニと呼ばれる強力な武器の名前にピンと来る程度で、そのままというわけではありません。
ちょっとしたいわくがあって、車椅子生活を送るしっかり者の姉と優しいけど気弱な弟の二人暮らしの家庭に、身分を隠して居候中の二人のハテビトを中心とした物語です。

空気を吸うように自然と出てくるコメディ要素、これが肌に合うなら買いですええ。

08/09/09 - の記事

MW号の悲劇 (電撃文庫―電撃コラボレーション (1651))

タイトル:MW号の悲劇 (電撃文庫―電撃コラボレーション (1651))(小説:電撃文庫)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

著 渡瀬草一郎・三雲岳斗・時雨沢恵一・有沢まみず・成田良悟・近藤信義・藤原 祐・在原竹広・岩田洋季・谷川 流・おかゆまさき
イラスト/エナミカツミ・とりしも
電撃文庫創刊15周年を記念して、8~10月の三ヶ月連続でお届けする「電撃hp」大好評企画「電撃コラボレーション」文庫化第二弾。

第一弾では、一枚のイラストだけが根っこになって、後は全く話になっていましたが、この第二弾ではMW号に異変。非常ベルが鳴り響く。そして……大ダコ!?という共通項があり、さらに基幹となる成田良悟作品である程度まとめが入っているので、統一感があります。
それと、クライシスものという作品の性格上、全体的にスピード感があるのも特徴で、第一弾よりもすらすら読めました。

各作家の短編についての一言紹介は以下の通り。やはり普段の作風を知っていた方が圧倒的にシンクロ率が高まります。
谷川流の作品もあるんですよ!

マギ・ストラット・エンゲージ

タイトル:マギ・ストラット・エンゲージ(小説:電撃文庫)
作者  :?
絵師  :かわぎしけいたろう
デザイン:?
編集  :?

いわゆる現代異能アクション。
たまたまその日街角で、苦しそう?にしている女性に声をかけてしまったのが運の尽き、魔術の二派闘争に巻き込まれてしまい戦いを余儀なくされる少年の物語。
割と堅めで戦うことしか知らない金髪少女と共に戦うなど、どうしたって人気作品を連想しちゃうと思うのであえて忌避せず書きますが、形態的に「灼眼のシャナ」にかなり近いので、あれが好きならたぶんこっちも肌に合うんじゃないでしょうか。
キャラ立ちや、魔術設定などアクの強すぎない作りになっているので、比較的人を選ばないと思います。

ちなみに、私はどっちかというとヒロインの金髪少女ルルーラよりも、その従者であるヴィオレータさんの方がいろいろ好みでした(笑)

08/09/07 - の記事

本日の名台詞

「あ、初めて呼び捨てで呼んでくれましたね!」
「そうだっけ?」
「そうですよ! うーん、今日はスペシャルだ!」
「楽しそうだね……。午前1時過ぎなのに」
「高校生ですからね」
「僕も年齢ほとんど変わらないんだけどな……」
「ああ、まあ、先生は女子高生ではないですから」


タイトル:放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ(小説:スニーカー文庫)
作者  :つちやつかさ:土屋つかさ
絵師  :ふゆの春秋
デザイン:?
編集  :?
キャラ :播機遙&秋津安芸 (306 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ

タイトル:放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ(小説:スニーカー文庫)
作者  :つちやつかさ:土屋つかさ
絵師  :ふゆの春秋
デザイン:?
編集  :?

第12回スニーカー大賞受賞作<奨励賞>受賞作。
これはおもしろかった!
ある日、主人公の少女・遙が学園内で出会った転校生の少年。
しかし、転校生だと思っていたその少年・秋津安芸は実は17歳にして自分の担任教師となったのだ!……という出だしで始まる魔法アクション。
魔法アクションですが、とっつきはかなりいいです。キャラクターが生き生きしてますね。

リミテッド・ヴァンパイア (2)髪喰鬼とおおうさぎ

タイトル:リミテッド・ヴァンパイア (2)髪喰鬼とおおうさぎ(小説:スニーカー文庫)
作者  :にきたけし:仁木健
絵師  :中島鯛
デザイン:?
編集  :?

1巻の時にもにも言いましたが、この作品は一言で言ってしまえば
ライトノベル版横島忠夫奮闘記です。煩悩パワーですべてを解決。

ああそれと、2巻では謎の絶対無敵幼女・うさこが登場してさらに混迷を極めています。

実のところ、戦いの部分とか(吸血鬼と髪喰鬼の対立関係etc)は少々分かりづらい部分もあるんですが、私の場合に限って言うと狙いまくりなシチュエーションの数々があまりにもツボにハマってしまいましたね(笑)

08/09/06 - の記事

2008年9月 の新刊情報 電撃文庫

狼と香辛料 IX 対立の町 〈下〉 支倉凍砂
れでぃ×ばと! (7) 上月司
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実 入間人間
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン I 〈上〉 川上稔
シニガミノバラッド。 アンノウンスターズ。 ハセガワケイスケ
タロットの御主人様。 ぷちふらぐめんと 七飯宏隆
under2 異界イニシエイション 瀬那和章
葉桜が来た夏2 星祭のロンド 夏海公司
リリスにおまかせ! (2) 麻宮楓

under 2

タイトル:under 2(小説)
作者  :せなかずあき:瀬那和章
絵師  :u
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

獅子の玉座〈レギウス〉 2

タイトル:獅子の玉座〈レギウス〉 2(小説:電撃文庫)
作者  :まさとまき:マサト真希
絵師  :ふたばじゅん:双羽純
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/09/05 - の記事

いちばんうしろの大魔王 ACT.3

タイトル:いちばんうしろの大魔王 ACT.3(小説:HJ文庫)
作者  :みずきしょうたろう:水城正太郎
絵師  :いとうそういち:伊藤宗一
デザイン:?
編集  :?

物語進行とは直接には何の関係もない台詞なんですが、
『マジカルバット! これは一見ただの金属バットですが、結局のところやはり金属バットです』に、不覚にも爆笑。究極超人あーるの粉砕バットを思い出しました>古っ!

ともあれ、魔法学校無事入学してエリートへの道に突き進むはずが、入学時の進路予知で『将来は魔王』と判定されてしまい、以降やることなすこと裏目に出て魔王道?を驀進する、値はかなり真面目な少年・阿九斗の学園生活を描いたラブコメです。
アクションもあるけど、基本はハーレム系ラブコメ。

そして……今回は人造人間であるころねがメイン。
アヤナミみたいな無表情キャラが(あくまで無表情なままで)色仕掛けで迫っちゃいますよ!

黒猫の愛読書 I -THE BLACK CAT’S CODEX- 隠された闇の系譜

タイトル:黒猫の愛読書 I -THE BLACK CAT’S CODEX- 隠された闇の系譜(小説:スニーカー文庫)
作者  :ふじもとけい:藤本圭
絵師  :Dite
デザイン:?
編集  :?

第12回スニーカー大賞受賞作<優秀賞>受賞作。
内気で本好きな少女には「本と会話できる」という特殊な能力があって、それがきっかけで戦いに巻き込まれていくことになるアクションです。
本に関してもあれこれ書かれているんですが、むしろ魔術アクションのほうがメイン。
「R.O.D」や「文学少女」のような活字中毒者仕様な物語とはちょっと傾向が違う感じ。

あれですね、主人公の少女・綴の妄想爆発な性格その他もろもろ少女小説寄りなので、そっちを親しんでる人向けな気がします。

08/09/04 - の記事

本日の名台詞

『眼鏡秘書と眼鏡王子』
タイトルからもわかりやすいBL小説だった。
「……これは捨てる、と。燃えるゴミかな」
「阿良々木先輩。それは萌えるがゴミじゃない。
腐ってはいても、必要なものだ」


タイトル:偽物語(上)(小説:講談社BOX)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :VOFAN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :神原駿河&阿良々木暦 (110 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

究極掛け合い漫才&言葉遊び小説。
今回はほぼオールスターキャストです。

それでは台詞解説。
整理ということが壊滅的に苦手な神原のため、部屋を整理中、ゴミを仕分けてる最中の会話です。はっはっは、これはいい例え。

偽物語(上)

タイトル:偽物語(上)(小説:講談社BOX)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :VOFAN
デザイン:?
編集  :?

祝・アニメ化。化物語のシリーズ最新作です。
戯れ言成分満載! 一応怪異との遭遇という共通項はありますが、それよりもキャラ同士の掛け合い漫才と言葉遊び!これに尽きます。

今回は主人公・阿良々木暦の二人の妹(上巻は主に火憐)がメインですが、ほぼメインキャラまんべんなく出番がありますよ。もちろん戦場ヶ原ひたぎの理不尽極まる愛も健在。

08/09/03 - の記事

ななてん。

タイトル:ななてん。(小説:ファミ通文庫)
作者  :ふじわらけんいち:藤原健市
絵師  :河原恵
デザイン:?
編集  :?

現代学園伝奇。
<限りなく完全に近い不死能力>を持つ少年・山吹灰史は、Aと呼ばれるそのような特別な能力を持つ人間を集めて管理している空中島の学園の生徒。
その学園に、ある時大金持ちのお嬢さまが転校してきた時から、灰史の平穏な日常は終わりを告げる……てな感じの伝奇アクションです。
なんというか、変わった「不死」ですねこれ。

08/09/02 - の記事

本日の名台詞

「おい」
「ぷぁい?」
「自分の頭も満足に洗えないやつが、こんなにだらだらと髪を長く伸ばしているなんておこがましいと思わないか?」
「え?」
「こんなに髪が長いとおまえも髪を洗うのがたいへんだろう? いっそ短くしたらどうだといってる」
「イヤ」
「……じゃあこの先どうする?」
「えとね、毎晩イオリが洗えばいいよ」
「じゃあおまえは代わりにおれに何をしてくれるんだ?」
「んとね、えとね、代わりにイオリのごはん食べてあげるー」


タイトル:彼女は戦争妖精 1 (ファミ通文庫 う 1-6-1)(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :フルーツパンチ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :宮本伊織&クリスタベル (139 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ロリ幼女な妖精?がヒロインの現代ファンタジーアクション。
変な狙い方はせず、子供ゆえの裏表のない行動が逆にツボをついてきます。

それでは台詞解説。
頭を満足に洗えないクリスの頭を洗ってやっていて、その面倒さからグチを言ってみたものの……敵は手強いようです。
腹ぺこ魔神です。

彼女は戦争妖精 1 (ファミ通文庫 う 1-6-1)

タイトル:彼女は戦争妖精 1 (ファミ通文庫 う 1-6-1)(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :フルーツパンチ
デザイン:?
編集  :?

新しいロリ幼女ヒロインが誕生!
……ただし、描写的には割と上品で微笑ましい描写が多いので危険度(ってなんだ)は低いと言えますが(笑)

ある時、自宅を訪問した同級生の少女をやや焦って早めに帰した愛想のない少年・宮本伊織。
それもそのはず、自宅の2Fのクローゼットにまるで人形のように綺麗な美少女が拘束されていた!?
突然一人暮らしも同然の家にやってきた、自らを「妖精」と名乗る少女・クリス。かくして波乱な日常がスタートすることに……
あまり萌えとかを前面に出してはいませんが、既に設定そのものが反則気味の上(笑)、ベテランなので各種描写が安心して読める現代ファンタジーアクションです。おすすめ。

ひな×じん 鎖の少女と罪悪感の天秤

タイトル:ひな×じん 鎖の少女と罪悪感の天秤(小説:ファミ通文庫)
作者  :かみぶきみつば:紙吹みつ葉
絵師  :双
デザイン:?
編集  :?

人の強い欲求を増幅させ、育った欲求を「部品」として回収することで自我を成長させていく懐中時計。
そんな懐中時計に関わったことで、親しい人間の傍にいることができなくなり、放浪生活を送りながら懐中時計・ジンから一日でも早く解放されるように活動している少女・山野井雛菊と、当の懐中時計による現代ファンタジーです。

……正直この説明じゃよくわからないと思いますが、ネタバレ前提でもストーリーを簡潔に伝えるのはかなり厳しいのでご容赦ください(汗
なんとか短くまとめようとしたんですが、ギブアップ。
人の感情を扱った癒し系、みたいなもの……かな?