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MW号の悲劇 (電撃文庫―電撃コラボレーション (1651))

タイトル:MW号の悲劇 (電撃文庫―電撃コラボレーション (1651))(小説:電撃文庫)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

著 渡瀬草一郎・三雲岳斗・時雨沢恵一・有沢まみず・成田良悟・近藤信義・藤原 祐・在原竹広・岩田洋季・谷川 流・おかゆまさき
イラスト/エナミカツミ・とりしも
電撃文庫創刊15周年を記念して、8~10月の三ヶ月連続でお届けする「電撃hp」大好評企画「電撃コラボレーション」文庫化第二弾。

第一弾では、一枚のイラストだけが根っこになって、後は全く話になっていましたが、この第二弾ではMW号に異変。非常ベルが鳴り響く。そして……大ダコ!?という共通項があり、さらに基幹となる成田良悟作品である程度まとめが入っているので、統一感があります。
それと、クライシスものという作品の性格上、全体的にスピード感があるのも特徴で、第一弾よりもすらすら読めました。

各作家の短編についての一言紹介は以下の通り。やはり普段の作風を知っていた方が圧倒的にシンクロ率が高まります。
谷川流の作品もあるんですよ!

●渡瀬草一郎:
中身は普通にいいボーイミーツガールですが、むしろバーの名前に趣味入ってるだろ!という。
●三雲岳斗:
シモネタ!
●時雨沢恵一:
さすがというか、非常に嫌味で後味の悪い話です。なんかノリがいいなと思ったのに!
●有沢まみず:
中年オヤジかっこよすぎ。
●成田良悟:
基幹の話です。悪役になりきれない悪役がかっこいいですね。
●近藤信義:
これはなかなか。ひどい目にあわされた大ダコに一矢報いる素直じゃない男。
●藤原祐:
普通のサイボーグヒーロー……じゃないよ! 特に最後のオチは非常に「らしい」ですええ。
●在原竹弘
えっと……少しシュールな掛け合い漫才?
●岩田洋季:
普通に姉妹の話。
●谷川流:
谷川先生の新作が読めるなんて!! ということで読みましたが……うわあ……なんかもう話まとめる気、絶対最初からないよ! めちゃくちゃ適当で投げっぱなしだよorz
●おかゆまさき:
もはやMW号とか関係ないです。完全に敏感サラリーマンの話です。


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