名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/01/10 - の記事

ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章

タイトル:ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :平野克幸
デザイン:?
編集  :?

お留守バンシーの作者さんの新シリーズ。
偉大な先王がなくなったことがきっかけで、未曾有の国難にさらされた小国・ウェスタディア。
国の未来を心から案じている今まで埋もれていた有能な人材によって、国の危機を救おうと奔走する話。
国家間の宇宙戦争だと、電撃には「神無き世界の英雄伝」とか、スニーカーの「でたまか」あたりを好きな人には文句なしにおすすめ。
単に健気に頑張るお姫様が見たい!という方にもおすすめかも。出番は…少なめですが。

レンタルマギカ 魔法使いの記憶

タイトル:レンタルマギカ 魔法使いの記憶(小説:スニーカー文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :pako
デザイン:?
編集  :?

魔法バトルもの。
特徴としては、(私自身はたいして詳しいわけじゃないですが)それぞれ別の系統に基づいたいろんな魔法の蘊蓄と実際を見ることが出来るのが楽しいです。
ケルト、神道、陰陽道、ソロモンetc……
ある程度呪文詠唱など、実在の知識を用いて描写されるので臨場感のあるハッタリが演出できてます。
もちろん、ラブコメ部分もまたなくてはならない要素と言えます。

アキカン! 4缶めっ

タイトル:アキカン! 4缶めっ(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :らんじょうりく:藍上陸
絵師  :鈴平ひろ
デザイン:?
編集  :?

缶の妖精? ともかく缶が少女化して特定の人間と契約を結び、アルミ缶うやスチール缶など種類の同じ缶の存続をかけて戦うバトルもの……
という体裁の割とシモネタ頻出のラブコメ。
ストーリー完全無視とはまでは言わないけど、2巻などは空き缶バトル? なにそれ?というぐらい完全なラブコメでした(笑)
鈴平ひろ絵ということで絵買い層もかなり多いと思いますが、絵柄と内容もきっちりはまってます。

08/01/09 - の記事

2008年1月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

えー……今月はROOMの短編集オンリーワンです。なんと寂しい……

ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・ふぉー 新井輝

08/01/08 - の記事

本日の名台詞

降りしきる雨に、涙はすぐ流れる。
さっきまで熱を放っていた体は急激に冷えていくのに、目元と頬だけが熱くて熱くてやりきれない。
いままで本当に頑張ってきたのに。誰にも恥じないくらい、必死に戦ってきたのに。
それがすべてすべて否定されるような、このやりきれなさ。
そうか、これが『負ける』ってことなのか。


タイトル:暴風ガールズファイト 2(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :倉藤倖
デザイン:?
編集  :?
キャラ :麻生広海 (298 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

女子ラクロスのスポ根ものです。
ただ今、強力に推進中。近日中にキャラ人気投票も開催予定です。ぜひとも読んでみてほしいです。

それでは台詞解説。
負けるということをきちんと書くことの出来る作品は、読み応えがあります。
多くは語りません。

08/01/07 - の記事

薔薇のマリア8 ただ祈り願え儚きさだめたちよ

タイトル: 薔薇のマリア8 ただ祈り願え儚きさだめたちよ(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

シリーズとしてはこれまで通りおすすめ。シリーズとしての紹介文を見たい方は「薔薇のマリア」タグをクリックしてください。

さて、今回はなんと。
アジアンの過去、アジアンの初恋、そして現在とアジアンファン狂喜乱舞の内容になってます。
アジアンを取り巻く人々との出会いが明かされたり、表紙絵にがっつり載ってるので書いてしまいますがマリアとの邂逅とかみどころだらけ。
はいそこ、血を血走らせない!

警極魔道課チルビィ先生の死神のロジック

タイトル:警極魔道課チルビィ先生の死神のロジック(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :よこやまただ:横山忠
絵師  :成瀬ちさと
デザイン:?
編集  :?

12歳という年齢にして、人を害する悪魔を殲滅する「警極魔道課」で無類の強さを誇る道士・チルビィ。
戦闘にかけては天才的な力を発揮するが、それ以外はなんにもしない・できない・迷子にすぐなる問題児。
アンバランスなチルビィと、その弟子となった道士見習い達の戦いを描くちょこっとだけ中華風なような気がするアクションです。

1巻もそうでしたが、作風がかなり独特で死体を容赦なく製造する割には描写自体は意外に淡々としていたり、チルビィ先生の行動が心底ものわかりの悪いガキんちょという感じで、読んでる方が「おいおいほんとうに大丈夫か」とツッコミを入れたくなるような刹那主義(笑)。
そのためか作品のテンポまで独特に感じられるので、ちょっと人を選ぶかもしれません。

2008年1月 の新刊情報 電撃文庫

今月の新刊ですが……
一般的な期待値はブギーポップやとあるの新刊に集まると思いますが、
タザリア王国物語の新刊!これを忘れちゃいけません。しかもタイトルが炎虐の皇女! ああっリネアさまっ! ヤンデレの星!

ロミオの災難

タイトル:ロミオの災難(小説:電撃文庫)
作者  :らいらくれい:来楽零
絵師  :さくやついたち:さくや朔日
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

じーちゃん・ぢぇっと!!!ラビバニ。

タイトル:じーちゃん・ぢぇっと!!!ラビバニ。(小説:電撃文庫)
作者  :はせがわけいすけ:ハセガワケイスケ
絵師  :オカアサハ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/01/06 - の記事

本日の名台詞

「私は、化け物だ」
《そうじゃな》
《しかしな、化け物が人の心を持ってはならんという法はないんじゃよ》


タイトル: 銀月のソルトレージュ 4 扉なき仮宿(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ジネット&アルト老 (137 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品詳細については書影クリックで~。
はい、それではさっそく台詞解説へ。

ジネットは不死者<レヴナント>であり、その中でもさらに強大な力を操る人からは外れた存在。
そのことを自覚するあまり、人並みの感情を持つことを拒絶しているような部分があります。その自嘲ともとれるつぶやきへの答え。

ゼロの使い魔13

タイトル:ゼロの使い魔13(小説:MF文庫J)
作者  :やまぐちのぼる:ヤマグチノボル
絵師  :うさづかえいじ:兎塚エイジ
デザイン:?
編集  :?

ツンデレ魔法使いルイズと、異世界から召喚されてしまった少年にして使い魔であるサイトが主役の魔法ファンタジー。
ツンデレっぷりが半端じゃないです。なんといっても見どころはそこに尽きるでしょう。
ツンデレだけに目が行きがちですが、実はストーリーも奇をてらってこそ無いものの非常に読みやすくしっかりしてます。
何かを意識することなくルイズのツンデレっぷりに集中できるのはなにげに重要ですええ。
んで、13巻ですがいろんな部分で恋愛部分その他変動が……

銀月のソルトレージュ 4 扉なき仮宿

タイトル: 銀月のソルトレージュ 4 扉なき仮宿(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?

力ある魔法書がそれ自身の意思を持って人に憑依し、憑依された人物は不死者となって強大な魔法を行使する。
大枠としてこんな設定の元、最強の魔法書「ひとつめの嘘」(ソルトレージュ)を巡っての争いを描く魔法アクション。
魔法アクションとは言いましたが、主として非常に複雑で入り組んだ人間関係や、何重にも及ぶどんでん返しが特徴です。
先の展開が読めた!と思った次の瞬間、見事に騙されていたことに気がつくことでしょう。
あーあと、ツンデレ(というよりは実直というか愛想がないだけか?)銀髪のお姫様であるジネットの恋物語にも注目。

福音の少年 王立図書館十字軍―Good News Boy

タイトル:福音の少年 王立図書館十字軍―Good News Boy(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :かじなおたけ:加地尚武
絵師  :中臣亮
デザイン:?
編集  :?

ハレー彗星の接近と同時に魔王が世界に魔法をもたらした……そんな世界観で送る魔法アクション。
平凡な少年が、実は魔法使いとしてとんでもない才能を秘めていたのですが、性格の方はどうしようもないくらいに小市民でしかもうだつがイマイチあがらず、魔法の指導役のツンデレ少女には言い負かされっぱなし。
ドンパチするバトルが主体ではなく、思春期の心情描写が変に飾ってないあたりが絶妙で、また主人公を取り巻く人々がかっこいいとは対極にあるような行動を取る様も描くことで人間味に溢れてます。

08/01/04 - の記事

すいません、鏡音リンにかまけて読書をさぼってました。

どーも、極楽トンボです。
ここ数日更新が滞ってまして、すいません。
正月3が日はあちこち出歩いたり、増設したHDの認識がうまくいかず悪戦苦闘したり、鏡音リンと戯れてました。
そもそも音楽知識がゼロなのに買うのはどうかと思うんですが、ハマるとこれが実におもしろい。
ただ、言うことは全然聞きません。たぶん初音ミクよりもはるかにじゃじゃ馬なんじゃないかと思われます。

まーそれはともかく、明日には紹介&名台詞もちゃんと再開しますのでいましばらくお待ちください。
それまでは暴風ガールズファイトでも読んでお待ちください。>さりげに宣伝

08/01/01 - の記事

2007年イロモノライトノベルベスト6 inまいじゃー

2007年傑作ライトノベルベスト10+5 inまいじゃーでまっとうな作品はだいたい網羅しましたが……
足りない! 何かが足りないんだよぉぉぉぉぉっ
というわけで。
イロモノ部門も急遽作ることにしました。

ではさっそく。
2007年のイロモノライトノベル部門を制した栄光の作品は……

2007年傑作ライトノベルベスト10+5 inまいじゃー

選び出すとキリがないのですが、選出の際の縛りとして1レーベル1作品という制限を設けてみました。
例によって他に替えのきかない作品、欠点があってもパワーを感じる新人作品を優先ぎみ。ご了承を。
参考までに月別の傑作ライトノベルピックアップはこちら。(はじめたのが5月なのでそれ以前のものはないです)

2008年も宜しくお願いします。


明けましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。
玲朧月さん作、フェイトちゃん11歳バージョンにてお出迎え。