名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/02/09 - の記事

本日の名台詞

「コー君は、こう思いませんか?」
「自分の本気は、一体どこまで行けるものなのだろうかと」


タイトル:連射王 (上 )(小説:メディアワークス)
作者  :かわかみみのる:川上稔
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :竹さん (295 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

今まで何に対しても本気になれなかった主人公が、シューティングゲームに目覚め「自分は本気になれる人間なのか」を模索していくという青春小説にして、シューティングゲームへの愛が溢れた作品です。愛です愛。

それでは台詞解説。まあ見たままですね。実際に使われているシーンでは、ワンコインクリアを果たしたらそこでおしまいなのか?ってな話になってます。
ちなみにあえて明日は同じ連射王から恋愛要素の台詞を取り上げる予定。

連射王 (下)

タイトル:連射王 (下)(小説:メディアワークス)
作者  :かわかみみのる:川上稔
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

スポ根小説ならぬ、シューティングゲームに対する静かな闘志を描いた……そうゲー根小説とでも言うべきもの。
シューターなら読め。そして、シューターでなくともSTGに対する興味を刺激されると思われる作品です。
炎のように激しい熱血さとはまた違う、静かに、しかし確実に燃え続ける魂の記録。
「なぜシューターが家庭用でなくてアーケードゲームにこだわるのか?」とか「ゲーム如きに真剣になってるのはなんで?」とかが少しわかるかもしれません。
ゲームという枠にとどまらず、自分は何かに対して本気になれるのか?というれっきとした青春小説です。恋愛要素も入ってますし。題材が題材なだけにどうがんばっても人を選ぶことは避けられないでしょうが、癖の強さという点では、「終わりのクロニクル」よりもむしろ読みやすいのではないかと思います。
ハードカバーだけに投資金額もバカにはなりませんが、それだけの価値はあります。以下に紹介。

2007年2月 の新刊情報 電撃文庫

新人作品がどばーっと出ます。どばーっと。
なお、今月妙にbk1出荷が遅かったのは先月の超フライングのペナルティ説が浮上してますが……真相やいかに(笑)。

ミミズクと夜の王《第13回電撃小説大賞<大賞>》 紅玉イヅキ
世界平和は一家団欒のあとに《第13回電撃小説大賞<金賞>》 橋本和也 扉の外《[第13回電撃小説大賞<金賞>》 土橋真二郎
なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。《[第13回電撃小説大賞<銀賞>》 樹戸英斗