名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/08/23 - の記事

本日の名台詞

「……私には、既に、故郷などないぞ」
「だから、ですよ。故郷がないなら、なおさらです。
そう言う人には、帰ってくる場所がいるんです。いつか帰るって決めた場所を、どこでもいいから一ヶ所、持ってないといけないんですよ」
「この街に、心を置いていけというのか?」
「逆ですよ。心に、この街を、持っていってください。
いつかどこかでさびしい想いをした時には、ここのことを思い出してください。きっともっとさびしい気持ちになれること請け合いです。いつか絶対にかえってやるって気分に慣れれば、それだけでも意味があることだと思います」


タイトル:銀月のソルトレージュ 3(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ジネット&アリス (285 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品の説明は省略につき、適宜書影クリックで対応のこと。

それでは台詞解説。
アリスが「故郷」を守っていこうと決意するシーンです。
日常の象徴のような彼女ですが、実に強い存在ですね……。

めいたん メイドVS名探偵

タイトル:めいたん メイドVS名探偵(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんばかおる:樺薫
絵師  :赤賀博隆
デザイン:?
編集  :?

ちょっとばかし、設定とかが変化球な部分があってその辺がカオスっぽい雰囲気を作り出してますが、一言で言うなら
とある有能なメイド視点から見た一家によるホームドラマとでも言うべき話です。
ミステリではあるんですが、あまり謎解き部分にウェイトは置かれていません。
それよりも、タイトルの通り「メイドVS名探偵」という構図が興味深い一作に仕上がってます。

銀月のソルトレージュ 3

タイトル:銀月のソルトレージュ 3(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?

200年前に世界を揺るがせ、今は伝説となったとある王国の姉姫と妹姫が鍵となっている、ファンタジー。
ちょっとこの巻は、物語が別方向に動きつつある上に、一方の主役が不在なので幕間みたいな印象が強かったですね。
よって注目すべきは、ジネットとアリスという本来恋敵にばるべき二人の邂逅でしょうか。
ちょっとこの巻単体だと、なにがどうとは言いにくい感じです。
次の巻では、大きく物語が動くんじゃないかな?

さちの世界は死んでも廻る

タイトル:さちの世界は死んでも廻る(小説:ガガガ文庫)
作者  :みかづき:三日月
絵師  :maruku
デザイン:?
編集  :?

第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<期待賞>。
……これまた割と説明不能な内容です。
不幸連鎖体質の少女が告白してokされてお付き合い開始直後に事故に遭って死んで、でも生への執着から蘇って、諸事情から今度は両想いの相手と戦うことになるそんな話。
聞いててさっぱりわからないと思いますが、実際そういうものだとしか言いようが……(汗
ある意味ヤンデレなのかなあとか思ったりしつつ。