名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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09/03/23 - の記事

本日の名台詞

「あたしは生まれたときからずっと独り、あたしに味方なんていなかった。でもそれを不遇と思ったことなんざない。あたしには味方なんて必要ない! あたしは独りで十分だ! あたしはただ、孤高である、それを証明するために、あたしは今まで生きてきたのさ、あはははははははははははははははは」
「あたしは独りで生きていく。それを証明するにはどうすればいい? そんな方法は一つしかない。あたし以外の全人類を皆殺しにしてやるのさ! その時こそ、あたしは誰にも依存しない、たった独りの完全な存在となれる!」


タイトル:ぼくと彼女に降る夜 ルナティック・ルーラー~狂濫を征する者(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :やちまたあゆむ:八街歩
絵師  :みさきくれひと:深崎暮人
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エリザベート (258 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

魔術師同士の戦いの宴。主人公達がまっすぐな気性の分、周りを固める脇キャラには壊れた人達の多いこと多いこと!

それでは台詞解説。
狡猾なのに、どうみても人格が壊れている狂気の魔術師・エリザベート。彼女がどんなことを考えて行動してるか、その一端が明らかになります。
この壊れっぷり! エリザベートさん、素敵です。友達にはなりたくないけどな!

ぼくと彼女に降る夜 ルナティック・ルーラー~狂濫を征する者

タイトル:ぼくと彼女に降る夜 ルナティック・ルーラー~狂濫を征する者(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :やちまたあゆむ:八街歩
絵師  :みさきくれひと:深崎暮人
デザイン:?
編集  :?

平凡な高校生の少年・清夢騎士は、”魔乖術師”と呼ばれる魔術師同士が最強を賭けて争う宴に巻き込まれ、魔術師の少女・ヨルに協力して共に生き残りをかけて争う内に、さらなる戦いへと誘われることになる……。
エリザベート編完結。
エリザベートの狂気っぷりが、半端じゃない! なんかもう完全に主役を食っちゃってますね。
狡猾な智恵を維持したまま内面がぶっ壊れた魔術師はどこへ向かい、どこに着地しようというのか?

幻想譚グリモアリスIII 誓えその名が朽ちるまで

タイトル:幻想譚グリモアリスIII 誓えその名が朽ちるまで(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かいとうれいじ:海冬レイジ
絵師  :松竜
デザイン:?
編集  :?

もともとは冥府の住人で、人間の隠れた罪を調べて断罪する教誨師の少女と、重度のシスコン少年が協力して事件を解決に導くミステリ風の話、だったんですが……
富士ミスから移籍する際に、ものの見事に作品の雰囲気まで変化して伝奇バトルになりました。
いまや、シスコンという欠点はあるもののアコニット姫のためならどこまでも命を張り、人間を見下す冥府の住人さえも知略で打ち負かす恐るべき少年・誓護と、発展途上ながらも潜在能力は未知数のアコニット姫、この二人の不器用な恋愛模様を眺めるお話なのですええ。