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幻想譚グリモアリスIII 誓えその名が朽ちるまで

タイトル:幻想譚グリモアリスIII 誓えその名が朽ちるまで(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かいとうれいじ:海冬レイジ
絵師  :松竜
デザイン:?
編集  :?

もともとは冥府の住人で、人間の隠れた罪を調べて断罪する教誨師の少女と、重度のシスコン少年が協力して事件を解決に導くミステリ風の話、だったんですが……
富士ミスから移籍する際に、ものの見事に作品の雰囲気まで変化して伝奇バトルになりました。
いまや、シスコンという欠点はあるもののアコニット姫のためならどこまでも命を張り、人間を見下す冥府の住人さえも知略で打ち負かす恐るべき少年・誓護と、発展途上ながらも潜在能力は未知数のアコニット姫、この二人の不器用な恋愛模様を眺めるお話なのですええ。

で。
2巻ほど相手に主導権を奪われっぱなしで、ひたすら後手後手に回っていたアコニットと誓護ですが、ついに本格的な反撃開始。今回も誓護の知恵がさえ渡ってます。
……相変わらず妹のことになると、暴走する悪癖はそのままですが。
にしても、もともと伝奇バトルとしての要素は十二分にあったとはいえ、何の違和感もないですねこれ。いろんな意味で『富士ミスよさらば!』だなあ。


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from 愛があるから辛口批評! on 火曜, 2009/05/19 - 23:53

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