名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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09/09/23 - の記事

本日の名台詞

「孝一くん、編集者や校正さんの書く文字がどうして赤い色なのか、知ってる?」
「さ、さぁ……。見やすくするため、かな」
「違うわ。その赤は――原稿が流す、血の色よ!」
「原稿が流す、血……」
「そう。わたしたちが使う赤ペンは、言わば原稿を切り裂く剣。しかし原稿を殺すためじゃない。何度も傷つけられ、血を流し、鍛えられて、原稿は剣をも弾く鋼の肉体を手に入れるのよ!」


タイトル:三流木萌花は名担当!(小説:MF文庫J)
作者  :たぐちはじめ:田口一
絵師  :をん
デザイン:?
編集  :?
キャラ :三流木萌花&時任孝一 (194 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ラノベを作るぜ!な文系ラブコメ。
とはいえ、読んでて内輪的な印象はなかったので、重度のラノベ中毒者とかでなくても普通に楽しめます。サービスシーンも多め(笑)

それでは台詞解説。
これから原稿の校正に入る、という時に交わされた「作家」時任孝一と、「担当」三流木萌花によるやりとり。
なにこれ、めっちゃ燃えるんですけど!

三流木萌花は名担当!

タイトル:三流木萌花は名担当!(小説:MF文庫J)
作者  :たぐちはじめ:田口一
絵師  :をん
デザイン:?
編集  :?

現役学生にして、作家と編集のコンビが、二人ともノウハウのないモエ小説を書くために
『身体を張って』萌えを実感しながら、てさぐりでライトノベルを執筆していくという文系ラブコメです。

時任に「萌え」を理解させるためには部屋に起こしに表れたり、変な語尾でしゃべってみたり、果ては小説のシーンを再現するためにスク水にまで!!
現実そのままではないけれど、作家や編集が一つの作品をがんばって作っていく雰囲気などはなかなかよく再現できてると思います。いい感じ。

1×10 藤宮十貴子は懐かない

タイトル:1×10 藤宮十貴子は懐かない(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :すずきだいすけ:鈴木大輔
絵師  :PANDA
デザイン:?
編集  :?

ちょいとひねったラブコメ。
冒頭にいきなり主人公が死亡、その主人公をヒロインの魔法少女が救ったんだけどそれには大きな代償を伴っていて……
ヒロインは主人公の犬みたいなものに!? しかも強制同居!?

おもしろさは感じさせるものの序盤はどっか釈然としない部分もありながら読んでたんですが、終盤に入って目からうろこがボロボロ落ちました。
あーそういうことね、なるほど。
ややこしいけど、これはおすすめしたい!

管理人のどうでもいい戯れ言

せっかく名台詞毎日更新するぜ!とかいっといて数日また更新がヨレヨレになってて申し訳ありません(汗
連休1,2日目は伊豆にラ管連温泉合宿に参加してボドゲしたり、読書会してました。「紫色のクオリア」はラブプラスでした(謎)
このクオリアに関してはかなり突っ込んだ意見も飛び出して、珍しく語りたいモードなんで後ほど触れられる……と、いいなあ……。