名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

09/09/26 - の記事

「GOSICK」角川文庫版は挿絵つきバージョンもおって発売されるとのこと

●桜庭一樹さんの日記(9/25)

別にライトノベルメインで読んでるからって挿絵がないと本読めないわけではないんですが……
ずっと挿絵つきで読んでたシリーズは話が別。いきなり挿絵をなくされたら絶望する他ありません。
「GOSICK」もそのパターン入っちゃったかあーあ、と正直かなりがっくりしてたんですが……これで勝つる!!

本日の名台詞

「だったら、困っている人がいたら助けるのは当然じゃない。それともキミは、目の前でヤンキーに絡まれている子がいても『何か理由があるのか知れない』って放っとくの?」
「う……っ」
「あたしは、そんなチャンスは見逃さない!」
「チャンスかよ!」
「チャンスよ。あたしはカッコいい事が実行できる。困っている人は助かる。誰も損しない。みんなが幸せになる。OK?」


タイトル:インポッシブル・ハイスクール(小説:MF文庫J)
作者  :かさいしんや:葛西伸哉
絵師  :さとふじまさと:了藤誠仁
デザイン:?
編集  :?
キャラ :春日部弐華&秋月凱 (53 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

掛け合いこそがこの作品の本領だとあえて言い切ります。

それでは台詞解説。
弐華の「かっこいい」定義には、多少微妙な点もありますが(笑)、まあ台詞の通り。なんてわかりやすい!

インポッシブル・ハイスクール

タイトル:インポッシブル・ハイスクール(小説:MF文庫J)
作者  :かさいしんや:葛西伸哉
絵師  :さとふじまさと:了藤誠仁
デザイン:?
編集  :?

最初に言ってしまうと、敵そのものはすっごい小粒です。
なにこの小悪党……っていうくらいしょぼい。だがしかし!
キャラ小説としてはグッドですね。

なによりも主人公とヒロインの掛け合いがかなりテンポいいのです。
個人的には、ひねくりまくったもはや原形どこにあるんだ!っていうぐらい改変されたことわざの誤用がおもしろかった。
よって、かっちりしたストーリーが好きな人にはおすすめしませんが、逆にその場の楽しいノリが重要だぜ!って人におすすめ。