名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「何だその格好は?」
「黒猫よ」
「……いいのか、それで」
「ええ」
「意外だな」
「どうして? 黒なのよ?」
「……そうか。よかったな」


タイトル:付喪堂骨董店 2―“不思議”取り扱います(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :タケシマサトシ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :来栖刻也&舞野咲 (171 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

不思議な能力を持った骨董「アンティーク」を巡る物語。
切ない結末、やりきれない結末も多いんですが、その落ち込んだ分を咲さんが補ってくれています。愛らしすぎ。

さて、台詞解説。
占いの館にバイトで入ることになって、ネコ耳カチューシャと尻尾までつけさせられているのですが、彼女にとっては「黒」さえあればなんでもいいのです。
普段無口無表情の彼女が言うと、威力倍増。