名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

マキゾエホリック Case2:大邪神という名の記号

タイトル:マキゾエホリック Case2:大邪神という名の記号(小説:スニーカー文庫)
作者  :あずまりょうた:東亮太
絵師  :Nino
デザイン:元良志和
編集  :?

2巻読んで、個人的な評価が急上昇しました!
1巻で止めないでよかった……(汗 少なくとも1巻読んだ人は2巻も読むべきです。
以下、その辺の説明など。

登場人物を記号化してうんぬん、という設定になっているんですが、ライトノベルをある程度お読みの方ならご存じでしょうが、基本的にライトノベルはキャラクターを記号化して表現することが多いので特に違和感とか感じませんでした。
それよりも1巻は登場人物が出過ぎて、こっちの頭が飽和状態になってわけわからんうちになんとなく話が決着してしまい、実に落ち着かない気分になったのですが、2巻ではかなり解消されています。
こちらも登場人物を覚えたこともあるし、章タイトルの付け方などに工夫がされているためのあるかもしれません。

とにかく、1巻ではなんとなく転校生が巻き込まれてただそれのみで終わってしまっていた状況に変化が訪れます。その辺の転校生の心情描写などがなかなか巧みでした。これはぜひ次の巻も読ませてもらいますええ。


この作品の名台詞

そして朝が来た。
まず、一つ自慢したいことがある。この日私がくわえていた食パンは、歩道橋の上を走っている最中人にぶつかって引きちぎれ、青森行きのトラックの荷台に落ちて旅立って行った。ちょっとした快挙だった。

→解説


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/249