名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

学校の階段

タイトル:学校の階段(小説:ファミ通文庫)
作者  :かいまたかあき:櫂末高彰
絵師  :あまふくあまね:甘福あまね
デザイン:たかはし:高橋秀宜
編集  :川崎拓也

予想外に熱い作品でした。2巻刊行にあたり、おすすめのために1巻も紹介しておきます。一見イロモノですがどうしてどうして、これがかなりのおすすめなのです。
……あえて言いましょう。スポ根ものであると!
坂が多く、構造的にも複雑な地形のため階段の多い学校。そこでは一部生徒により、階段を駆け上がり、再び駆け下りるそのタイムを競う「階段レース」が行われていた。廊下を全力で走り抜けるその部活の存在は、当然のごとく他の生徒には煙たがられ、学校非公認。
階段レースに情熱を燃やす青春ストーリーです。

駄目だと言われると走りたくなる、そんな心理も中には入りこんでいるんでしょうが、コメディじゃなく青春してるんですよかなり。生徒会との確執とか、廊下を歩く人をいかにしてすり抜けるとかとにかく熱い。これはちょっと作者の人に一本とられた感じです。


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