名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

地を駆ける虹

08/05/09 - の記事

地を駆ける虹3

タイトル:地を駆ける虹3(小説:MF文庫J)
作者  :なないれんいち:七位連一
絵師  :光崎瑠衣
デザイン:?
編集  :?

1巻当初、中二病としか言いようのない主人公(内訳:努力はしないけど、他人に実力が追い抜かれていくのはコンプレックス感じまくり)は、その報いを受けて散々悲惨な目に遭う救いがたいストーリー……だったんですが。
なんかこう……すごく、普通です。

07/12/27 - の記事

地を駆ける虹2

タイトル:地を駆ける虹2(小説:MF文庫J)
作者  :なないれんいち:七位連一
絵師  :光崎瑠衣
デザイン:?
編集  :?

まずはじめに。1巻は重症な中二病ファンタジーでした。
「強くなりたい」と言う事だけは一人前で、そのための努力は全くこれっぽちもせず、そのくせ他人をうらやみ他人の実績を自分の手柄のように嘘をついて語り、その報いをこれ以上はない形で受けるというどうしようもなく痛すぎる話だったわけですが……
まだ完治はしていないものの(そりゃそうだ)、主人公の少年・ネイヴは痛すぎる授業料を払った事で、多少は人間的に成長してどうにか見られるレベルに。
ただし、本質的に作品傾向は変わっていないのでやっぱり痛いです。

07/09/23 - の記事

地を駆ける虹

タイトル:地を駆ける虹(小説:MF文庫J)
作者  :なないれんいち:七位連一
絵師  :光崎瑠衣
デザイン:?
編集  :?

なんという中二病ファンタジー!>褒め言葉
ものすごく簡潔に言うと、現実が直視できていない主人公が、とうとうその代償として絶望を背負うことになるファンタジーです。
読めば読むほど、割と洒落にならない痛々しさですが、だがそれがいい!!
いやー、表紙絵見た段階では正統派、もしくはコメディ色のやや強いファンタジーだと思い込んでいたのですっかり騙されました。