地を駆ける虹2
作者 :なないれんいち:七位連一
絵師 :光崎瑠衣
デザイン:?
編集 :?
まずはじめに。1巻は重症な中二病ファンタジーでした。
「強くなりたい」と言う事だけは一人前で、そのための努力は全くこれっぽちもせず、そのくせ他人をうらやみ他人の実績を自分の手柄のように嘘をついて語り、その報いをこれ以上はない形で受けるというどうしようもなく痛すぎる話だったわけですが……
まだ完治はしていないものの(そりゃそうだ)、主人公の少年・ネイヴは痛すぎる授業料を払った事で、多少は人間的に成長してどうにか見られるレベルに。
ただし、本質的に作品傾向は変わっていないのでやっぱり痛いです。
そもそも、作中で特殊能力であるエレメントを使えるようになるためには、大きな絶望を経験しなければならないという条件があるので前向きな話にはなりようがないという……。
で、2巻はネイヴの分のネガティヴ成分を新キャラが引き受けてます。
もっともこれでもかなり前向きになって、ちょっと重いファンタジーくらいのところまでは来ました。
しばらくはいつ奈落の底に舞い戻るが興味があるので読み続けるつもりですええ。
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