名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/05/08 - の記事

いぬかみっ! 14 完結編 下

タイトル:いぬかみっ! 14 完結編 下(小説:電撃文庫)
作者  :ありさわまみず:有沢まみず
絵師  :若月神無
デザイン:?
編集  :?

とうとう読む前に完結してしまった……一度積んだのが間違いのはじまりorz

アスラクライン 7

タイトル:アスラクライン 7(小説:電撃文庫)
作者  :みくもがくと:三雲岳斗
絵師  :和狸ナオ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

あんでっど★ばにすた! 2

タイトル:あんでっど★ばにすた! 2(小説:電撃文庫)
作者  :すずきすず:鈴木鈴
絵師  :かなたろう
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

魔法少女リリカルなのはA’s Vol.4

タイトル:魔法少女リリカルなのはA’s Vol.4(アニメ)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/05/07 - の記事

本日の名台詞

「………簡単だよ」
「友達になるの、すごく簡単」
「なまえをよんで」
「はじめはそれだけでいいの。君とかあなたとか、そういうのじゃなくて、ちゃんと相手の目を見て、はっきり相手の名前を呼ぶの」


タイトル:魔法少女リリカルなのは Vol.5(アニメ:キングレコード)
作者  :つづきまさき:都築真紀
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :高町なのは (0 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ライトノベルどころか、思い切りメジャーなアニメから名台詞取ってしまいました。ごめんなさいごめんなさい(汗
たまには許して!ということで。

噂には聞いていても、魔法少女ものであるという先入観から「魔法少女リリカルなのは」を見たことのない人は多いと思います。
ちょっと前までは自分もその一人だったんですが……はっきり言ってかなり損してますよ!

魔法少女リリカルなのは Vol.5

タイトル:魔法少女リリカルなのは Vol.5(アニメ:キングレコード)
作者  :つづきまさき:都築真紀
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

萌えではなく、「燃える」魔法少女もの。
まだ序盤のころは普通の魔法少女っぽいところがありましたが、中盤あたりから徐々にその本性を現します。
この無印最終話は、後の親友であるフェイト・テスタロッサ編の感動のクライマックスですが、深い友情に支えられたやり取りではあるんですがよくよく考えるとやっぱり魔法少女ものの展開じゃないんですよね。でも大好き。

サバキの時間地獄の斧と亡者の鎌

タイトル:サバキの時間地獄の斧と亡者の鎌(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんぽさとる:本保智
絵師  :山本ケイジ
デザイン:?
編集  :?

地獄から逃げ出した死者を裁く少年・サバキと、異様な悪縁のため死者に関わり続ける少女・綾香の物語。
伝奇アクションといった位置づけでしょうか。
話の筋としては非常にオーソドックスで2巻で綺麗に話は収束しているので、これで完結?

07/05/05 - の記事

とあるラノベサイト管理人の本棚晒し。

平和さんの本棚晒し刺激を受けて、自分もやってみました本棚晒し。
ではまず一番大きなコーナーからいってみましょう。画像によってはクリックで拡大表示します。お暇な方は詳しくチェックしてみます?(笑)


真ん中は普通のスチールラックに無理矢理本とか置いてますが、両端はブックマンのスライド本棚なので、見た目よりは詰まってます。

本日の名台詞

――気づかないんじゃない。
――知りたくないだけなんだ。


タイトル:“文学少女”と穢名の天使(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :? (274 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

有名な過去の文学小説と、作品内の事件を絡めた謎を提示したミステリ的な構造を持ちつつ、切なくて時にやりきれない、でもどこか優しい青春模様を描いた物語です。部物語を「食べてしまう」超本好きの”文学少女”な先輩を置くことで、物語に親しみやすくなっています。偏った表現方法や異能バトルなどがないため、読み人を選ばず誰にでもおすすめできる良作ですね。

さて、それでは台詞解説。
割と台詞としては汎用的というか、無意識のうちに本当はわかっていることを、分かっていないフリをして目を背けているんじゃないか? そういう問いかけです。
おもしろいのは、この台詞を単なる否定的な台詞として終わらせるのではなく、クライマックスで逆に肯定的な意味合いのために使っているところですね。これについては、実際に物語を読んで確かめてみてください。

ドラゴンクライシス!依頼人は皇女さま

タイトル:ドラゴンクライシス!依頼人は皇女さま(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :きざきかや:城崎火也
絵師  :亜方逸樹
デザイン:?
編集  :?

見た目14歳の金髪美少女、しかし実は10歳のレッドドラゴン!(精神年齢は下手するとさらに下?)という少女・ローズに初めて会った時からべったり懐かれてしまった少年とのラブコメです。
強大な力を持つ遺失物がうんたらかんたらという設定もちゃんとあるのですが、その辺の説明はこの際脇に置いといて、これはなかなかいいラブコメですね。
お子様がヒロインだけに愛情表現がかなり直球で、そのくせ嫉妬深い無敵ぶり。好き好き言われまくって動揺する竜司は2巻にしてハーレム状態なので、地獄に落ちるといいでしょう>失言

ビンヅメ乙女ゴコロ

タイトル:ビンヅメ乙女ゴコロ(小説:HJ文庫)
作者  :あまもりまもる:雨森麻杜
絵師  :成瀬裕司
デザイン:?
編集  :?

表紙絵とあらすじをチラ見した段階では、超がつく不運なドジ眼鏡っ娘のラブコメかと思ったんですが……少女の不運には理由には魔法絡みの理由が隠されていて、謎解きがわりとクライマックスにくる話でした。アクションもあり。

07/05/04 - の記事

本日の名台詞

「……あたしなら、せんせの抱えてるつらいこと、全部忘れられるくらい……ひどいことしたげられると思うんだけど! どうかしら?」
「ナニせんせ、その目は? 女の子が勇気を出したのに、失礼だわ!」
「このあたしが、信じられないくらいひどいことしたげるって言ってるのよ? そうしたらせんせは、あたしだけをこわがって、怒って、恨んで、もうあたしのことだけ考えればいいのよ。手が届かないような、かたちもないものをこわがったり怒ったりするなんて、もったいないと思わないの? せんせは、そういう目、ちゃんとあたしに向けるべきだわ!」


タイトル:円環少女 5(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :メイゼル (84 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品紹介については省略。
はい、メイゼルさんのターンですよー。本来異世界人だから考え方が違うというのもほんのちょっとはあるかもしれないけど、嗜虐趣味のある末恐ろしい小学生です。こんな子に尻に敷かれたらもうどうしようも……。

台詞そのものは、嫌なことがあって落ち込んでいる「先生」をメイゼルが励ましてくれているはずなんですが……なんでしょうこの違和感は(笑)。

円環少女 5

タイトル:円環少女 5(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

三千世界の中で唯一魔法が存在せず、この世界の住人に「観測」されると、発動しているいかなる魔法も消去されてしまうという地球。他の世界から「地獄」と蔑まれ、そして恐れられる地球を舞台にした魔法アクションです。
なんといっても魔法関係の設定が圧倒的。文章が独特なので、読みにくさを感じる場合もあるでしょうが、慣れです慣れ。
今回は一段と物語が加速し、とんでもないラストになってしまいました。は、早く次の巻をっ!
ちなみにみどころは山ほどあるのですが、この巻で新たに出てきた魔法体系である「聖痕大系」がなかなか強烈でした。
台詞も強烈だったんですが、やばすぎる台詞なので以下で紹介して我慢します(苦笑

07/05/03 - の記事

クイーンズブレイド ソード・オブ・ユニコーン

タイトル:クイーンズブレイド ソード・オブ・ユニコーン(小説:HJ文庫)
作者  :おきたえいじ:沖田栄次
絵師  :えぃわ
デザイン:?
編集  :?

自分はクイーンズブレイドのキャラクターブックの方は持っていません。(中身もちゃんと見たことはないので、サンプル程度を知ってるだけ)
適当な自己理解では対戦型キャラクターブック、という名前の『画集』だと思ってます。
そんなわけでまともな知識は全然ない状態で、どの程度えろえろなんだろうとか半分は不純な動機から(笑)読んでみたわけですが……
このクイーズブレイドは正しくライトノベルとしての限界点で踏みとどまっていて、ある意味良心的かも。

虎は躍り、龍は微笑む 獅王争覇!

タイトル:虎は躍り、龍は微笑む 獅王争覇!(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :オカアサハ
デザイン:?
編集  :?

獅王争覇というから、てっきりがちがちのファンタジー系かと思ったら、中華風世界での武術学校を舞台にした学園もので、獅王争覇も別の学校との対抗戦のようなものでした。世界の危機もないし、人も死なない、そういう意味では安心して読めるそつのない作りのアクションです。

07/05/02 - の記事

“文学少女”と穢名の天使

タイトル:“文学少女”と穢名の天使(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

とにかくもう本が好きで好きで、本当に物語を「食べて」しまう”文学少女”である天野遠子先輩が、その豊富な文学知識を利用して起こった事件を解決する糸口にしていくミステリでもあり、ほろ苦い青春物語でもあります。
ミステリとはいいましたが、基本的にはほろ苦い青春模様の方がメインですね。

07/05/01 - の記事

本日の名台詞

「……っ! 誰なのっ、あなた?」
「わたしは、ご覧のとおりの”文学少女”よ」


タイトル:“文学少女”と穢名の天使(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :鏡粧子&天野遠子 (227 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

エー実はまだ本の紹介文すら書けてません。家帰ったら書きます(汗

とりあえずせりふだけお楽しみください。
もはや古今東西の名探偵のように完全に決め台詞となってしまいましたが、これがまた絵になってます。

07/04/30 - の記事

本日の名台詞

「ひとは変わろうとするとき、まずこれまでの自分を否定するのよ。そしてこれまでの自分というものをつくり上げてくれた、周囲の他人を否定するの。そしてその古い人間関係を断ち切るところから、自己改革を始めていくのよ。つまり人間関係が浅ければ浅いほど――友達の数が少なければ少ないほど、変わるのは簡単なのよ。重力のように引きとめようとする力が少ないわけだから、少し地面を蹴るだけで大きく弾める。いくらでも変われる。いくらでも冒険できるわ。でも、あたしは誰にも変わってほしくないのよ。あたしはもう何一つ失いたくないの。誰にも切り捨てられたくないのよ。あたしはね、あたしの周囲にあるすべてのものを地上に引き止めておくための強い重力になりたいと思うわ」


タイトル:楽園ヴァイオリン クラシックノート(小説:コバルト文庫)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :四位広猫
デザイン:?
編集  :?
キャラ :?(ネタバレ防止のため) (226 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

一介の女子高生同士の学園青春ものだと思っていると、あれ?あれ?おや?という具合に大転回していくリリカル・ミステリ。
ちょっと独特な作風なので好き嫌いはあるかもしれませんが、とりあえず一作は読んでください。かなり強い印象を残すことでしょう。私は超好き。

それでは台詞解説。
ネタバレ防止のためにあえて誰の発言かということは明示しませんが、一人の少女の発言としては相当に強烈です。ある一人の少女を自らの側に留めておきたいと願う少女。そういう状況自体は普通にありますが、それがこういう発言に繋がる辺りが素晴らしいわけで。

今日は一日“アニソン”三昧(ざんまい)SS NHK-FMで放送中

本日NHK-FMで、4月30の午後1時~翌日午前1時まで、途中に何度かニュースなどをはさみつつ、ぶっ続けで1日アニソンを流してます。
去年も放送してましたが、好評につき第二弾ということみたいですね。

ガチで放送局も新旧も関係なし、どこぞのテレビ局みたいに昔のアニメばっかしとはレベルが違います。
(なんでも去年はNHKで放送してたアニソンは1曲しか流せなかったらしい……すごいぜNHK!)
今お手すきならぜひとも聞くべし。
なおタイムテーブルの詳細は以下に。

07/04/29 - の記事

本日の名台詞

――さあ、盟。あたしに教えて。
――どちらが、多数派?


タイトル:楽園ヴァイオリン クラシックノート(小説:コバルト文庫)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :四位広猫
デザイン:?
編集  :?
キャラ :?(ネタバレ防止のため伏せます) (87 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

リリカル・ミステリはすばらしい!
言いたいことはそれだけ。人によってはこの雰囲気が合わない場合もあるでしょうが、一冊も知ることなくスルーしているのはあまりにももったいないのでぜひとも一度は体験してみてください。そして願わくばファンになりましょうそうしましょう。

それでは台詞解説。

楽園ヴァイオリン クラシックノート

タイトル:楽園ヴァイオリン クラシックノート(小説:コバルト文庫)
作者  :ともぎりなつ:友桐夏
絵師  :四位広猫
デザイン:?
編集  :?

個人的には心待ちにしていた友桐夏作品の新刊。今回もその期待に違わずやってくれました。
実にすばらしいリリカル・ミステリですっ!!
リリカル・ミステリってなに?と聞かれるとなかなか回答に困るんですが、あえていうならば友桐夏作品の作風そのものがリリカルミステリであると言ってもいいでしょう。体裁そのものはシリアス主体の少女小説定番な学園もの……のはずなのに、ふと気が付くと全く違う空気に支配されているという……。この人の作品はネタバレしてしまうとおもしろさが下がる気がするので、できればネタバレなしで読んでください。以下は軽くバレありで。

バカとテストと召喚獣 2

タイトル:バカとテストと召喚獣 2(小説:ファミ通文庫)
作者  :いのうえけんじ:井上堅ニ
絵師  :葉賀ユイ
デザイン:?
編集  :?

コメディ主体の物語を書いている新人さんの中ではかなりの期待株と言っていいでしょう。
成績によって、クラス分けがされ、教室は愚か空調や机ひとつに至るまで違う待遇を受けてしまう学校で、最低レベルのFクラスに在籍するお馬鹿さん達が逆境を跳ね返して上のクラスの人間に勝つ……というと、なんかちょっと真面目な物語を想像するかもしれませんが、内容・会話に至るまで素敵に馬鹿な(褒め言葉)コメディ学園ものです。
コメディ好きなら文句なしにおすすめ。

2巻では学園際で例によってドタバタやってます。

神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK ~EPISODE 1&2 BOX EDITION~

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK ~EPISODE 1&2 BOX EDITION~(ゲーム:ocelot)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

参考:KuroCo Official Homepage
リンク先には特報の動画もあります。

早い話、ポリ黒もキネティックノベル(ぶっちゃけ絵と音のついたノベル)が登場です。6月29日発売。
マナガ役を大塚明夫っていうだけで期待が高まりますね。

07/04/28 - の記事

積ん読の海で溺死しそうな件について

ご利用は計画的に、という金融業界のCMをみるたびに「返すあてもないのに借りるなよ!」と今までずっと思ってましたが、はたと気が付いた。
人のこと言えた身分じゃなかった。
「読むあてもないのに買うなよ!」
……仰る通りで御座います。

ゴールデンウィークのために、各ライトノベルレーベルの発売日が前倒しになった結果、積ん読が恐ろしい勢いで増えてます。
ここ二週間に購入したものだけに限定して、未読の本を数えてみました。(読了分除く)

本日の名台詞

「ふ、ざけるな」
「ふざけるな。どうして、どうして、いつもこうなんだ!」
「いつもこうだ。いつも、いつも、みんながあたしに、殺せ殺せと責め立てる!」
「殺さないのが、そんなに悪いか! 死ぬのがそんなに良いことか! なんで、なんでいっつもいっつもこうなんだ!」
「あたしは、殺したくない。誰も死なせたくない。なのにみんな死にたがる。なんでだ!」


タイトル:戦う司書と荒縄の姫君(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やまがたいしお:山形石雄
絵師  :前嶋重機
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ノロティ=マルチェ (196 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品についての詳細は書影クリックで。
この巻は異様な盛り上がりっぷりで、実は完結編なんだとあとがきをみるまで固く信じてました(笑)それくらいいい出来です。

さてそれでは台詞解説。
こういう「誰も死なせたくない」という理屈は殺るだけ殺りまくった後で、自称正義の味方が言い訳に使う常套句ですが、ノロティのこれは相当な筋金入りです。それは本編を読めば明らかになることでしょう。

戦う司書と荒縄の姫君

タイトル:戦う司書と荒縄の姫君(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やまがたいしお:山形石雄
絵師  :前嶋重機
デザイン:?
編集  :?

人は死ねばすべて本になる、という独特な世界観で紡ぎ出される異能バトルものも気が付けば6巻目なわけですが……

めちゃめちゃ盛り上がったーっ!!
え、これで完結じゃないの!? ど、どうやって話が続くんだ!? さっぱりわかりませんっ ><

序盤20ページほど読み進めると、あとはもう呆然としたままひたすら物語を読み進めている自分を発見することでしょう。
まさに驚天動地です。

天使の飼い方・しつけ方

タイトル:天使の飼い方・しつけ方(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさぬまこうた:浅沼広太
絵師  :羽々キロ
デザイン:?
編集  :?

子供のころの記憶をなくしていて、母親ともどこか距離があり、その上凶悪な三白眼のため、変な尾ひれのついた噂で学校中から恐れられ孤立した存在となっている少年・ひかる。
そんなひかるのもとに、ある日前触れもなく癒し天使のセラが現われて、心を癒そうとするが異様に薄いリアクションに苦戦気味。
その上、ひかるの魂を欲しがる悪魔の少女・イデルまでやってきて……という、天使と悪魔の織りなすラブコメです。なんつうか、天使のセラが暴走しまくってます。人の言うことを全然聞いてません。ていうか聞かなさすぎ(笑)
勝手に突っ走ったあげく自爆する傾向がある自己完結型天使のセラにはもうちょっと人の言うことを聞いて欲しいと願うばかりですが、こういう押しの強いキャラが嫌いでなければ楽しめると思います。

07/04/27 - の記事

本日の名台詞

あぁ、嬉しいなぁ、幸せだなぁ。あたしがナオを好きなのと同じだけ、ナオがあたしを好いてくれている。それを感じられた。
きっと何を言っても無駄なのだ。だって、あたしだったらナオにどんなに言われても銃を構え続けると思う。たとえ手足が千切れても。たとえナオに嫌いだって言われたっれ、彼女を守ると思う。きっと泣きながら。ぐじゃぐじゃになりながら、自分のためだけならその場で膝を抱えて泣いてしまうくらいに辛くても、苦しくても。
だって、好きだから。
ナオも一緒なのだ。なら、彼女を止めることはできない。


タイトル:バニラA sweet partner(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?
キャラ :元川 (325 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ガンアクションで百合で、少女二人の逃走で、警察の追跡で、そして青春ストーリー。
とりあえずキーワードだけだとなんだかわかんないと思いますが詳しくは書影クリックで。
言いたいことはおすすめである、それだけです。

台詞はこれだ!という一点豪華主義ではないため特定のものなかなか抜き出せなかったため、少女二人がお互いの欠落を埋めるかのようにどれだけ相手の心の支えになっているかを表すあたりを引っ張ってみました。大切な人のためならどんなことでも出来る。

バニラA sweet partner

タイトル:バニラA sweet partner(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?

おもしろかった! 序盤からラストまで一気に読み終えました。
自分たちの置かれた状況を打開するのに、銃による実力行使という形しか選ぶことのできなかった二人の少女と、その深い絆。相次ぐ犯行。次第に彼女たちの正体に迫る警察。そして銃撃戦の果てに待つものは……。
ガンアクション+百合という構成ですが、過去に縛られて身動きの取れなくなり、銃によって道を開いたもののそれでも過去を忘れることのできない二人の少女の青春ストーリーでもあります。黒枠認定。

2007年4月 の新刊情報 ファミ通文庫

28日発売。
文学少女シリーズの新刊来ましたー。

虎は躍り、龍は微笑む 獅王争覇! 嬉野秋彦
学校の階段5 櫂末高彰
まじしゃんず・あかでみい VIII 学園閉鎖!? 榊一郎
“文学少女”と穢名の天使 野村美月
吉永さん家のガーゴイル12 田口仙年堂
バカとテストと召喚獣2 井上堅ニ
シャイニング・ティアーズ to ウィンド 姫君たちの冒険 加納新太
アルシャードガイア リプレイ 神の贈り物 稲葉義明、F.E.A.R.